【フォーミュラE】グティエレス、FEデビュー戦は「強烈だった」

エステバン・グティエレスは、メキシコシティePrixでフォーミュラEデビューを果たした。彼はその印象について「強烈だった」と語った。

 昨年までハースでF1を戦っていたエステバン・グティエレス。しかし今シーズンからF1のシートを失ったため、フォーミュラEへの挑戦を決定。先日行われたメキシコシティePrixより、マー・チンホワに変わりテチータのマシンをドライブした。

 しかしグティエレスには、デビュー戦前にフォーミュラEマシンをテストする機会が与えられず、唯一デモ走行でマシンを走らせただけで、初戦を迎えることとなった。しかも、彼のフォーミュラEデビューレースは、母国メキシコである。

 予選を13位で終えたグティエレスは、他のマシンのペナルティなどもあり、9番グリッドからレースをスタート。レース序盤は原因不明のトラブルに見舞われポジションを落としたが、終盤には各所で混乱が生じ、結局10位入賞を果たした。

「非常に激しい経験だったと言うことができると思う。しかし、トップ10フィニッシュと言う良い結果を得ることができた」

 グティエレスはmotorsport.comに対してそう語った。

「基本的には、レースをスタートした時ですら、僕はクルマを学んでいる途中だった。本当に挑戦的な経験だったよ」

「最初のクルマには問題があったんだ。何か正しくないフィーリングだった。これが、僕がいくつかポジションを失った理由だ。それは、あまりにもひどかった。でも、マシンを乗り換えた後は、僕はポジションをたくさん取り戻すことができた」

 テチータのチーム代表を務めるマーク・プレストンは、グティエレスの”最初”のパフォーマンスに感銘を受けたと語る。

「彼は、その日の朝からマシンに乗っただけだ。にもかかわらず、どんどん良くなってきている」

 そうプレストンは語る。

「彼はまだ、ブレーキに慣れていく途中だ。しかし、エネルギーマネジメントは素晴らしかったし、エネルギーの消費目標も良かった」

「今、我々は彼に、このクルマに慣れさせることだけを考えなければならない。そしてこのレースの複雑さは、もちろん彼にとっては全く新しいモノだ。しかし、十分に素晴らしいスタートを切ったと言えるだろう」

グティエレスのパフォーマンスは素晴らしかった?

 グティエレスのチームメイトであるジャン-エリック・ベルニュは、メキシコで今シーズン2度目の表彰台を獲得した。その一方で、マー・チンホワは序盤3戦をノーポイントで終えている。そういう意味では、グティエレスは前任のマーを、初戦にして上回ったということになる。

 グティエレスにとってより勇気付けられるのは、セッションごとにどれだけ成長していったかということ、そして困難な状況下でベルニュと比較してどれほどのペースで走ったかということだ。

 フリー走行1回目、グティエレスはベルニュより1秒遅れの19番手に終わった。しかしフリー走行2回目では13番手まで順位を上げ、予選でも同じポジションをキープしている。そしてベルニュとのタイム差を0.5秒まで縮めた。

 レースでは、最初に乗ったマシンにはトラブルがあったとのことであり、比較対象にはしにくいが、2台目のマシンに乗り換えた後の平均ラップタイムは、2位フィニッシュのベルニュからわずか0.4秒ほどしか遅れていなかった。つまり、ここからもグティエレスが”初戦にしては素晴らしい”走りを披露していたこと分かる。

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この記事について
シリーズ フォーミュラE
イベント名 メキシコシティePrix
サーキット アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス
ドライバー エステバン グティエレス
チーム テチータ
記事タイプ 速報ニュース