【フォーミュラE】シーズン5以降も、ピットストップを存続へ

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【フォーミュラE】シーズン5以降も、ピットストップを存続へ
Sam Smith
執筆: Sam Smith
2017/05/10 3:32

フォーミュラEは、レース途中でマシンを乗り換える必要がなくなった後も、ピットストップを残すことになる可能性が高そうだ。

Jérôme d'Ambrosio, Dragon Racing
Robin Frijns, Amlin Andretti Formula E Team
Sébastien Buemi, Renault e.Dams
Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Nelson Piquet Jr., NEXTEV TCR Formula E Team
Jérôme d'Ambrosio, Dragon Racing, with other team members in the pits
Lucas di Grassi, ABT Schaeffler Audi Sport
Antonio Felix da Costa, Amlin Andretti Formula E Team
Jose Maria Lopez, DS Virgin Racing
Sébastien Buemi, Renault e.Dams
Race winner Lucas di Grassi, ABT Schaeffler Audi Sport
Podium: winner Lucas Di Grassi, ABT Schaeffler Audi Sport
Ganador de la carrera Lucas di Grassi, Audi Sport Team Abt
Lucas di Grassi, ABT Schaeffler Audi Sport

 現在のフォーミュラEは、バッテリーの容量が不足しているため、1台のマシンでレースを走りきることができない。そのため、各ドライバーはレース中にマシンを乗り換えることを強いられている。

 しかし2018-2019シーズン以降は、マクラーレン・アプライド・テクノロジーズが、容量が大幅に増えるバッテリーを全チームに供給することになっている。このため、マシンはレースを走りきれるだけの十分なエネルギーを持ってレースをすることができるようになり、その結果、レース中のマシン乗り換えを廃することが目指されている。

 マシンの乗り換えについては批判的な意見が多かったため、これが廃されることに関しては好意的な意見が多い。しかし、ピットストップがなくなってしまうということは、レースが単調になり、面白味に欠けることになる可能性も秘めている。また、戦略の有効性も希薄になってくる。このため、フォーミュラEのレースについて議論を行うスポーティング・ワーキング・グループ(SWG)によって、ピットストップの存続について議論がなされているという。

 motorsport.comの調べによれば、次のSWGは今月下旬にも行われる予定で、そこでもこの”ピットストップ問題”が話し合われるようだ。SWGのメンバーであるアンドレッティのロジャー・グリフィスによれば、まだ結論は下されていないものの、レース中のピットストップは残されることになりそうだ。しかしこのピットストップは、タイヤ交換を目的にしたものにはならないという。

 グリフィスは次のように語る。

「我々はタイヤを交換する従来型のピットストップについて話をした。しかし、そこにはメリットを見出すことができない。なぜなら、我々は磨耗したタイヤを交換したいと思っていないからだ」

「それは単に、余分な設備とホイールを持っていくということ”だけ”を意味する。なぜそれをするのかという明確なメッセージがないのだ」

「我々は戦略的な要素を加味するのも、解決策のひとつだと考えている」

「最低限のピットストップもしくはドライブスルーを義務付け、そしてピットインが可能な”ウインドウ”を狭めるかもしれない」

 そうグリフィスは語る。

「ピットストップをすることを選択することができる……という可能性もある。そのストップでは、追加のパワーを得ることができる。長く止まれば止まるほどより多くのパワーを得ることができるため、コースに復帰した後はそれ以前よりも速く走ることができる」

 フォーミュラEの運営団体であるフォーミュラEホールディングス(FEH)も、シーズン5以降もピットストップを残すよう、その策を積極的に模索してきたことを認めた。

「我々はスポーツ及び週末のフォーマットやピットストップについて、シーズン5に維持したいと思うことについて数多くの提案を行った」

 そうFEHの広報担当者は語った。

「技術面、スポーツ面、そしてファンとの交流のレベルにおける実現可能性について、スポーティング・ワーキング・グループによって研究され、そして微調整がなされている」

ディ・グラッシは”戦略的”オプションに賛成

 メキシコePrixで勝利を収めたルーカス・ディ・グラッシ(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)は、戦略的な要素を持つピットストップを残したいと考えているようだ。

 彼はメキシコePrixで、早期にピットインを行いマシンを乗り換えたものの、セーフティカーの出動などにも助けられてエネルギーを温存。結局逃げ切り勝ちを収めた。

「いろんな可能性が考えられる。ピットストップのようなかなり一般的なモノから、ラリークロスにあるような”ジョーカーラップ”のような抜本的なものまでね」

 ディ・グラッシはmotorsport.comに対してそう語った。

「勝敗を決定付ける戦略を生み出すようにするという可能性もある。それは持っているエネルギー量だけが重要なのではない。それを使うことに関する戦略を考える必要があるんだ」

「レース中に2回のピットストップをするという形が、上手く機能する可能性がある。それは全てを分析しなければならない。しかし、僕はこの戦略的可能性を残したままにすることに賛成だ」

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この記事について

シリーズ フォーミュラE
ドライバー ルーカス ディ・グラッシ
執筆者 Sam Smith
記事タイプ 速報ニュース