【フォーミュラE】ピケJr.”ディ・グラッシへの寛大な裁定”に憤慨

ネルソン・ピケJr.は、ルーカス・ディ・グラッシの”危険な発進”にペナルティが科されなかったことについて、不満を露わにした。

 フォーミュラE第3戦のブエノスアイレスePrix。このレースをポールポジションからスタートしたアプト・シェフラー・アウディ・スポートのルーカス・ディ・グラッシは、序盤のペースが上がらず後退。しかし、マシンを乗り換えた後はペースを回復し、3位フィニッシュを果たした。

 ただディ・グラッシには、マシン乗り換え時のピットレーンへの合流が”危険だった”として、戒告と1500ユーロの罰金が課せられている。これはレース後に、ディ・グラッシに追突するのを防ぐためにブレーキを踏まざるを得なかったと、ディ・グラッシに割り込まれる形となったネルソン・ピケJr.が報告したことによる。

 これまで、ピットストップ時の”危険な発進”については、ドライブスルーもしくはタイムペナルティという厳罰が課されてきた。しかしスチュワードは、インシデントごとにペナルティを判断することができる権利を有している。これについてピケJr.は、同じ違反にもかかわらず罰則が異なるのは不公平だと考えている。

「(ペナルティには)一貫性がない」

 ピケJr.はそうmotorsport.comに対して語った。

「彼ら(スチュワード)は全てのケースが独自のモノだと言うが、決してそうではない。どんな状況であれ、”危険な発進”は”危険な発進”だ」

「実に不満だ。僕はもっと白黒はっきりつけてくれることを望むよ」

「彼らがどうやってそれを解決するのか、僕には分からない。しかし、十分な人員と十分な数のカメラを配置し、そして全てのマシンにGPSを搭載するべきだ」

 ディ・グラッシは3位に入ったこと、そしてポールポジションを獲得したことで、ブエノスアイレスで18ポイントを獲得。これで合計ポイントを46とし、ランキング2位を維持している。しかし、開幕3連勝を果たしたセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)の獲得ポイントはすでに75であり、29ポイント差となっている。

イエローフラッグの混乱

 ピケJr.はブエノスアイレスePrixを結局5位でフィニッシュし、現在ランキング9位につけている。しかし彼は、予選の”イエローフラッグ無視”を疑われ、その聞き取り調査が行われたことについても憤慨している。

 ピケJr.の予選アタック中、コースには一時イエローフラッグが掲示された。彼はその際にベストタイムを記録したが、この有効性を問われ、審議の対象となったのだ。結局ベストタイムが抹消されることはなかったものの、事前にドライバーたちに説明されたことと、実際に起こったことは全く違っていたと、ピケJr.は主張している。

「彼ら(スチュワード)は僕らに言ったんだ。予選中にはグリーンフラッグかレッドフラッグのどちらかしか掲出されない、つまりイエローフラッグが出ることはないと言っていたんだ」

 そうピケJr.は語る。

「しかし僕はイエローフラッグを見た。速度を落としてコーナーを曲がると、そこにはもう何もなかったんだ」

「僕の予選アタックは、それに影響を受けた。そして、出るはずのないイエローフラッグにもかかわらず、僕は十分に減速しなかったとしてスチュワードの呼び出しを受けたんだ」

「信じられないことだ。これについては確認し、話し合う必要があると思う」

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シリーズ フォーミュラE
ドライバー ルーカス ディ・グラッシ , ネルソン ピケJr.
記事タイプ 速報ニュース