【フォーミュラE】モンツァ→メキシコ16時間。ブエミの”過酷”な週末
モンツァでのWEC発表会に参加したブエミは直後に飛行機に乗り、フォーミュラEに参戦するためメキシコを目指している。












フォーミュラEポイントリーダーであるセバスチャン・ブエミは、今週末非常に忙しいスケジュールをこなさなければならない。
ブエミは、金曜日にイタリアのモンツァで行われたトヨタの発表会に参加。その後急いで空港に行き、ミラノからマドリッド、そしてメキシコシティまで、飛行機を乗り継ぐことになっている。彼のメキシコ到着時刻は、土曜日の3時45分。サーキットまでは合計16時間の”通勤”である。フライトが予定通りならば、ブエミはフリー走行前に1時間の睡眠と休息を取ることができるだろう。
「セブはとてもプロフェッショナルだし、彼は今週末、非常に忙しい週末を過ごすことになるだろう。しかし、疲れているかとか、時差ぼけはないかとか、そういうことをあまり彼に聞いてはいけない」
ルノー・e.ダムスのシニアマネージャーであるジャン-ポール・ドリオットはmotorsport.comに対してそう語った。
「我々は彼がここに数日間いたように仕事をしている」
「我々はこのタイミングについて、不満を言うことはない。彼は非常に若く、素晴らしい能力を持ち、そして再び勝つことを熱望している。彼はこのレースに対して、素晴らしいモチベーションを持っている」
ブエミのルノー・e.ダムスでのチームメイトであるニコラス・プロストは、ブエミとSkypeでミーティングしたと明かした。
「今朝、僕たちはセブと、Skypeを通じてテクニカルミーティングを行った。そして、僕らはできるだけいつも通りにできると思っている」
プロストはmotorsport.comに対してそう語った。
「彼にとっては完璧な状況ではないだろう。しかし僕らは安定したチームだし、ブリーフィングはいつもと同じ。僕らのチームは良い習慣を持っているんだ」
「シェイクダウンの後、彼と話すことができるとは思っていない。彼は機上の人だろうからね。でも、土曜日の朝にはタクシーで一緒になるはずだし、その時にコースの変更やその他のことについても彼に説明することができる」
ブエミの他、ステファン・サラザンとホセ・マリア・ロペスも、モンツァからメキシコに向かっている。しかし彼らがレースに出走するためには、2回目のフリー走行までに、少なくとも1回のアタックラップをこなさねばならない。
サラザンが所属するベンチュリはトム・ディルマンを、そしてロペスが所属するDSヴァージンはアレックス・リンを、それぞれバックアップドライバーとして用意している。もしサラザンやロペスがセッションに間に合わないようであれば、彼らが代役として出走することになる。
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この記事について
シリーズ | フォーミュラE |
イベント | メキシコシティePrix |
ロケーション | アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス |
ドライバー | ニコラス プロスト , セバスチャン ブエミ |
チーム | DAMS |
執筆者 | Sam Smith |