【フォーミュラE】ローゼンクビスト「初優勝が”現実的な目標”だ」

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【フォーミュラE】ローゼンクビスト「初優勝が”現実的な目標”だ」
Sam Smith
執筆: Sam Smith
2017/02/08 10:47

マヒンドラのフェリックス・ローゼンクビストは今年がルーキーシーズンなのにもかかわらず、”初優勝”を現実的な目標に据えている。

Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Pole position for Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Podium: Race winner Sébastien Buemi, Renault e.Dams; second place Sam Bird, DS Virgin Racing; third place Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Start action, Felix Rosenqvist, Mahindra Racing leads
Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Start action, Felix Rosenqvist, Mahindra Racing leads
Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Felix Rosenqvist, Mahindra Racing
Felix Rosenqvist, Mahindra Racing

 マヒンドラのフェリックス・ローゼンクビストは、 フォーミュラE第3シーズン最初の2戦の予選で、チームメイトで元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドを上回った。香港では上位走行中にクラッシュを喫したものの、マラケシュではポールポジションを獲得し決勝で3位フィニッシュを果たすなど、今シーズンのルーキーの中で最も力強いスタートを切った。その彼は、優勝を現実的な目標としているようだ。

「フォーミュラEはかなり厳しい選手権だ」とローゼンクビストは語った。

「フォーミュラEがどんなものか、どれほど挑戦しがいがあるかを理解するためには、参加してみなければわからない」

「僕が夏にフォーミュラEに加わった時、ドライバーのレベルが非常に高く、その質がF1レベルだということがわかった。フォーミュラEのドライバーたちは非常に競争力がある」

「僕は過信しているわけじゃないし、マラケシュが僕らに合っていただけだと思っている。心に留めておかなければならないのは、これまでの2戦で訪れた場所は初開催のレースだったということだ。それが僕を少し助けてくれた」

「次はブエノスアイレスでのレースだ。最初の2戦とは違って、ドライバーの大半はすでにコースを知っている。しかし僕たちもシミュレーターで、良いレースができるようにアルゼンチンに向けて十分準備をしている」

 ローゼンクビストとマヒンドラは、レース後半にセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)とサム・バード(DSヴァージン)に抜かれてしまったマラケシュでのレースの分析を詳細に行っている。

 戦略やソフトウェアなど様々な問題が重なり、ローゼンクビストはトップから3位まで落ちてしまったが、ローゼンクビストとチームのエンジニアはブエノスアイレスまでにどれだけ改善できるかが重要だと考えている。

「僕たちはチームとして、同じミスを犯さないように何を改善しなければならないかわかっている」

「いつもレースでやっているように経験から学び、勝利を懸けて戦えるようなポジションに再び戻れるように改善していくべきだ」

「僕は、それが僕たちの目標であるべきだし、今現実的な目標であると思う」

ローゼンクビストがフォーミュラEで成功している理由

 ローゼンクビストが2015年にヨーロッパF3王者に輝いたことと、2014年と2015年のマカオGPを連覇したことを知っていた人にとっては、彼がフォーミュラEで力強いスタートを切ったことに驚きはないだろう。

 しかし25歳の彼が示したほど早く、フォーミュラEで印象に残る活躍をした者はこれまでほとんどいなかった。マヒンドラのチーフエンジニア、ビニット・パテルはローゼンクビストの成功の秘訣を説明した。

「ローゼンクビストは、私が15年間レースの世界で働いてきた中で、最も簡単にチームに溶け込んだドライバーだった」とパテルは語った。

「彼は、周囲の人々に適応することができるため、チームのあらゆる面を最大限に活用することができる」

「彼はフレンドリーで、非常に洞察力が高い。彼はフォーミュラEについて細かいところまで多くの質問をしてくる」

「彼は明解で簡潔であり、自分が何をマシンに望んでいるかがわかっている。彼と仕事をした最初のプレシーズンテストを覚えている。我々はいくつかのシチュエーションを用意し、彼のパフォーマンスの限界をテストしたのだ。彼はマシンへの適応に関して一切の不安を感じさせなかった」

「彼は、絶対的な限界までマシンをプッシュすることができる、素晴らしい正確性を持っている。一旦ガレージに戻ってきても、その後彼はいとも簡単に、再び限界までマシンをプッシュすることができる」

 ローゼンクビストは反射神経が良く、全く臆せずマシンを限界までプッシュできる。そういった持ち前の才能は複雑なフォーミュラEの世界でも”武器”になるだろう。

「コースが汚れていたりすれば、慎重になるドライバーはたくさんいる。でもフェリックスは、自然かつ本能的にマシンをプッシュすることができる人物のひとりだ」とパテルは説明した。

「これは、フォーミュラEでのパフォーマンス向上を助ける。コースをマシンで走行できる時間は非常に短く、レース週末の時間はかなり貴重だからだ」

 ローゼンクビストとハイドフェルドのふたりは、かなり異なるドライビングスタイルを持っているが、シーズンが開始してからふたりが協力関係になるのは自然なことだったという。

 ふたりはセッティングを交換するなど、共同でマシンセットアップを進めたり、ソフトウェアに関して提案をしあうなど、非常にオープンな関係でレースに臨んでいるようだ。

「フェリックスは非常に誠実なレーシングドライバーだ」とパテルは語った。

「最初にそう思ったのは、(ローゼンクビストがクラッシュした)香港のレースが終わった後だ。彼は『申し訳ない。過信しすぎてしまい、レースを台無しにしてしまった』と言ったんだ」

「フェリックスとニックのペアは、我々の大きな原動力になっていると思う。我々はこれまでのところ、彼らが非常に協力的な関係を築いているのを目の当たりにしている」

「彼らは全く異なる個性を持っている。しかしフェリックスは、ニックの持つシステムに関する豊富な知識と、詳細なフィードバックをレースの前後に取り込むことができると思う」

「香港では、ニックが自分の予選アタックの後でガレージに戻ってきてすぐに、コクピットに収まっているフェリックスと第1シケインの変化について話し合っていた」

「フェリックスは、すでに自分自身やチームなど、いろいろなものに同時に良い影響を与えられることを知っている」

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シリーズ フォーミュラE
ドライバー フェリックス ローゼンクヴィスト
チーム マヒンドラ
執筆者 Sam Smith
記事タイプ 速報ニュース