【フォーミュラE】日本メーカー参戦を熱望。ニッサンか? トヨタか?
フォーミュラEホールディングスのCEOであるアレハンドロ・アガグは、日本の自動車メーカーの参戦を熱望していると語る。








フォーミュラEホールディングスの代表であるアレハンドロ・アガグはmotorsport.comに対し、日本の自動車メーカーの参戦を熱望していると語った。
フォーミュラEに参戦する可能性がある日本メーカーとして、まず名前が挙がるのがニッサンである。ニッサンは電気自動車”リーフ”を販売しており、フォーミュラEに参戦中の姉妹ブランドであるルノーの参戦を引き継ぐのではないかと言われている。この可能性は捨てきれないが、今後2シーズンは、そうなる可能性は低いと考えられる。
世界的に見れば、ルノー-ニッサンのグループは、最も多くの電気自動車を販売しているメーカーであり、それに続くのがアメリカのテスラである。
「日本かアメリカのメーカーが、すぐに参戦してくれることを願っている」
そうアガグは語った。
「みなさんと同じように、私もいくつかの噂を聞いたことがある。しかし、そう言った意味では、私は何も認めることはできない」
「我々は本当に日本メーカー、しかも1つ以上のメーカーがすぐに来てくれることを願っている。我々にとって日本は主要な市場であり、そのためには日本とアメリカのメーカーが必要なんだ」
「このふたつの国は、我々にとって保留となっている国だ。もし日本から1社、アメリカからの1社が参戦してくれれば、我々は非常に良いポジションに立てることになる」
トヨタがポルシェに続くことはない
ポルシェは先日、今季限りでWEC(世界耐久選手権)への参戦をやめ、シーズン6からフォーミュラEへの参戦を目指すことを明らかにした。
つまり2018年以降、トヨタはLMP1唯一のメーカーとなってしまうということ。しかしトヨタが近々にフォーミュラE参戦を目指すと表明するとは考えにくく、その最優先事項は、2018年のル・マン24時間レースに勝つことだと考えられる。
アガグはフォーミュラE立ち上げにあたり、トヨタと参戦について話し合いを行ったというが、それほど深い話にはならなかったと語る。
「トヨタとはそれほど多く会話をしたわけではない」
そうアガグは語った。
「我々は彼らを知っているし、数年前に日本に行った時にお邪魔しただけだ。それ以上のモノはない」
「彼らはおそらく今、彼らの将来のステップと戦略を見極めているところだろうと思う。それは、そのうち明らかになることだろう」
「私は、あまり多くのメーカーを招待しすぎないようにしたい。なぜなら他の選手権が、私に腹をたてるだろうからね」
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シリーズ | フォーミュラE |
執筆者 | Jamie Klein |