フォーミュラE、産業技術大手の『ABB』とタイトルスポンサー契約締結
フォーミュラEは、FIAのシングルシーターカテゴリー初となるタイトルスポンサー契約を、テクノロジー企業のABBと締結した。

フォーミュラEは、電力関連や重工業、ロボット工学に長けた多国籍企業『ABB』とタイトルスポンサー契約を締結したことを発表した。
今回結ばれた複数年契約により、フォーミュラEの正式名称は「ABB FIA フォーミュラE選手権」となる。
ロンドンのサーチ・ギャラリーで行われたスペシャルイベントで発表を行った、フォーミュラEのCEOであるアレハンドロ・アガグは、FIAの認可を受けたシングルシーター選手権が初めてタイトルスポンサーを迎えた、”歴史的な1日”だと述べた。
「電力やデジタル技術の分野で経験と専門知識を備えたABBを、シリーズのタイトルパートナーに迎えることができて光栄だ」
「我々と彼らは、”可能なことは何か”という限界を押し上げる意味で、同じような意義を持っている」
フォーミュラEは2014年にスタートし、昨年12月に第4シーズン(2017/18年)が開幕したばかりだ。第2戦は、今週末にマラケシュで開催される。
ABBのCEOであるウルリッヒ・シュピースホーファーは、ABBとフォーミュラEの2社は電気自動車の”未来を描き出す”だろうと語った。
「本日、開拓者たちが結束した。ABBとフォーミュラEは電化とデジタル技術の最前線にしっかりと調和している」
「我々は共に、この刺激的なスポーツの次の段階を描き出し、パフォーマンスの高い集団を作り上げる」
FIAのジャン・トッド会長がフォーミュラEはまだ”初期段階”だとしているにもかかわらず、メーカーの興味を惹き、アウディやジャガー、日産、BMW、メルセデス、ポルシェが実際にエントリーしている。
トッドは、ABBのタイトルスポンサー契約について「フォーミュラEというチャンピオンシップが魅力的だということを証明する強力な証拠であり、シリーズの発展と拡大を助けるだろう」と述べている。
この記事について
シリーズ | フォーミュラE |
執筆者 | Scott Mitchell |