【フォーミュラE】FEドライバーを抑えゲーマーが賞金1億円eレース優勝
1月7日に開催されたベガスeレースでプロレーサーたちを抑え、勝利を果たしたのはドラゴンレーシングのプロゲーマー、ボノ・ハウスだった。

1月7日に開催されたベガスeレースでは、プロゲーマーでありドラゴンレーシングのカラーを纏ったボノ・ハウスが勝利し、優勝賞金200,000ドル(2340万円)を獲得した。
フォーミュラEの現役ドライバーと、プロゲーマーが対戦する形のシミュレーションレースであるベガスeレース。初の試みということもあり注目を集めていたが、実際のフォーミュラEのePrixさながらの激しいレースとなった。
ポールポジションからスタートしたのはハウス。ハウスはポールポジションを獲得して序盤からレースをリードしていた。マヒンドラのフェリックス・ローゼンクビストは、アンドレッティから参戦したゲーマーのアレクス・ウーシ-ジャッコラからのアタックを交わし2番手を維持。その後、ウーシ-ジャッコラは、ルノーe.ダムスのプロゲーマーであるディビット・グレコとDSヴァージンのグラハム・キャロルと共にターン1で激しくクラッシュし、リタイアした。
そのクラッシュの後、首位を走行していたハウスがミスし、ローゼンクビストがハウスの2秒以内まで近づいていたが、マヒンドラのカラーを纏ったプロゲーマーのオリ・パーカラがファンブースト(最速ラップを記録し10,000ドルを獲得した)でふたりに近づき、トップに躍り出た。
しかしレース後、パーカラのペナルティが発覚し3位に降格したことで、ヒュースのベガスeレース優勝が決定した。
レース終了後にファンがツイッター上で共有したデータに基づき、パーカラがファンブーストのパワーを規定より長く得ていたことが発覚したのだ。これはシステムのトラブルにより引き起こされたものだったが、彼が第2スティントで5周にわたってファンブーストを使っていたということで、レースタイムに12秒が加算されることになった。
その後、フォーミュラEはこのペナルティに関わらず、ハウスがローゼンクビストに勝利していたとして、ハウスの優勝を確認した。
今回のレースはeスポーツの運営上の問題もあって、レースが当初の予定よりも短い20周に短縮された上、アプト・シェフラー・アウディ・スポートのルーカス・ディ・グラッシはシュミレーター上の問題で走行することができなかった。
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この記事について
シリーズ | フォーミュラE |
イベント | Las Vegas eRace |
執筆者 | Charles Bradley |