マヒンドラ、4年前に買収したピニンファリーナとの提携を発表

マヒンドラは、4年前に買収したイタリアの乗用車デザイン企業『ピニンファリーナ』と新たにパートナーシップを締結した。

 マヒンドラは、2014年に姉妹会社のテック・マヒンドラと共にイタリア最大のカロッツェリア(乗用車のボディをデザイン、製造、修理する業者)である『ピニンファリーナ』グループを買収しているが、この度フォーミュラEにおいてこの3者が協力することが発表された。

Mahindra Formula E car in the Pininfarina wind tunnel
ピニンファリーナの風洞を活用しているマヒンドラ
Photo by: Marta Rovatti Studihrad / Spacesuit Media / Mahindra Racin 

 今回のパートナーシップには、マヒンドラがピニンファリーナの風洞を使用できるという条件が含まれている。この風洞では時速150km/hでマシンを走らせた場合のシミュレーションを行うことが可能で、マヒンドラはすでにこの設備を使用している。

 さらに彼らはイタリアにあるピニンファリーナのテスト設備を使用できることになっており、ピニンファリーナはシーズン5(2018/19年)のマヒンドラのマシン開発を援助する上で積極的な役割を担うようだ。

 マヒンドラのチーム代表であるディルバー・ジルは、マヒンドラは大規模チームと同じようなリソースを持っていないので、ピニンファリーナのようなグループとパートナーシップを締結することが不可欠だったとmotorsport.comに語った。

「この提携は重要なものだ。今でも(この風洞を使って)新しいマシンが完成するのだと考えている人がいるかもしれない。だが我々はエアロダイナミクスを開発しているのではない」

「しかし現行のエアロを理解する必要があるし、それは非常に重要なことだ。なぜならご存知の通り、我々には他のチームによる基盤がないからだ」

「彼ら(他のチーム)は、部屋の中で設計したマシンをテストベンチや風洞、4ポストリグへ持っていくことができる。我々には独自の設備がないので、ピニンファリーナの設備を最大限に使用することになる」

「これは我々にとって非常に役に立つ設備だ。他にも利用出来る分野がたくさんある」

 また彼は、早期の風洞テストのおかげでマシンの軽量化に成功し、新しいペイントによってマシン全体の重量が数kg軽くなったという。

「ひとつ話をしよう。マシンのペイントを新しくしたところ、重量が3.5kg軽くなった。ただのペイントだが、3.5kg変わったのだ」

 独立チームや小規模チームが、現在増え続けているマニュファクチャラーチームに混じって成功を収めるためには、マヒンドラと同様のパートナーシップが必要になるのかと尋ねると、彼は「そうだと思う」と答えた。

「我々は皆安定したパワートレインのパートナーが必要だ。こういう流れはシーズン1の時に始まっているが、最近ではGKN(イギリスのエンジニアリング企業)、HWA(メルセデスの子会社)、シェフラーがそれぞれジャガー、ヴェンチュリ、アウディと提携している」

「こういうことが起ころうしている。来年までには全員が”ダンスパーティーのパートナー”を見つけていることだろう」

 ピニンファリーナは電気自動車をますます重視するようになっており、燃料電池ハイパーカーを開発している。しかし彼らの取り組みの中にフォーミュラEのパワートレインやバッテリーを制作するという計画はないようだ。

 ピニンファリーナのCEOであるシルビオ・ピエトロ・アンゴーリは、「我々はシステムやパワートレインを統合するだろう」と語った。

「パワートレインに使われるシステム全体を開発する予定はない」 

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この記事について
シリーズ フォーミュラE
チーム マヒンドラ
記事タイプ 速報ニュース