メキシコ戦前にペナルティ続発。ヴァージンはギヤボックスに材料問題

フォーミュラE第5戦メキシコシティePrixを前に、3人のドライバーにペナルティがすでに決定している。

 3月3日、フォーミュラEシーズン4の第5戦、メキシコシティePrixが開催されるが、すでに3人のドライバーにペナルティが科せられることが決定している。

 そのうちのひとりが、現チャンピオン、ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)だ。彼は今季、頻発するトラブルに悩まされており、未だポイントを獲得できていない。

 彼は、インバーターの交換により10グリッドダウンのペナルティを受ける。彼のマシンのインバーターが交換されるのは実に3レース連続、前戦サンティアゴに続く2戦連続のペナルティとなる。

 しかも彼にはさらに悪い知らせがある。投入されるインバーターは、抱えている問題に対する対処が施された改良版ではないのだ。

 アウディとしては信頼性問題の原因と対処法を見つけたと自信を持っているものの、FIAのレギュレーションにより、次戦のプンタ・デル・エステePrixまでインバーターの設計に変更を加えることができないのだという。

 しかしアウディ・スポート代表のディーター・ガスは、メキシコでの戦いの舞台がストリート・サーキットではなく、常設のエルマノス・ロドリゲス・サーキットであることで問題が起きないと予想している。

 実際、ディ・グラッシはバレンシアで行われたプレシーズンテストでは問題なく走行している。そのため、アウディのインバーターはバンピーなストリートサーキットでトラブルが起きやすい状態なのだろう。

ヴァージン、ギヤボックスパーツの材料に問題

 ディ・グラッシの他にペナルティを受けるのは、DSヴァージン・レーシングのサム・バードとアレックス・リンだ。彼らのマシンは今回、ギヤボックスが交換される。

 チームは第3戦のマラケシュですでに、1度だけペナルティを免除できる”ジョーカー”を使用し両者のマシンのギヤボックスを交換しているため、今回はふたりとも10グリッドダウンのペナルティを受ける。

 サンティアゴではリンがリタイアを喫しているが、ギヤボックスの内部パーツに使われている材料の品質に問題があったことがその原因だったようだ。これにより、一時的にリンはパワーを失ってしまったのだという。

 チームは「我々の生産に問題があった。部品の仕様は昨年から変わっていないが、走行距離を理由に変更を行った」と説明した。

「我々はそのパーツを生産するのに、不適切な材料を使用してしまった。それがシーズンの初めから問題を引き起こしていた」

「マラケシュではギヤボックスを交換した。そして今回が2回目だ。つまり、ガレージにある4台のマシンすべてのギヤボックスが交換されたことになる」

「今は再び問題が起きないことを願っている」

 インバーターの仕様変更を行おうとしているアウディとは異なり、ヴァージンにはホモロゲーションの変更は必要ないようだ。

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この記事について
シリーズ フォーミュラE
イベント名 メキシコシティePrix
サーキット アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス
ドライバー ルーカス ディ・グラッシ , サム バード
チーム DS Virgin Racing
記事タイプ 速報ニュース