メーカーのワークス参戦相次ぐFE「プライベーターを”守る”」と宣言

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メーカーのワークス参戦相次ぐFE「プライベーターを”守る”」と宣言
2017/12/27 9:13

フォーミュラEは、マニュファクチャラーとの繋がりを持たない小規模なプライベーターチームを”守る”と語った。

 近年は複数のメーカーがフォーミュラEへワークス体制で参戦しており、今後もその数は増加することになっている。このような状況の中でフォーミュラEは、マニュファクチャラーとの繋がりを持たないプライベーターチームを”守る”と語った。

 現在フォーミュラEには10チームが参戦しているが、その中でもルノーe.ダムス、アプト・シェフラー・アウディ・スポート、DSヴァージン・レーシングがワークス体制で参戦している。

 またシーズン3(2016/17年)からはジャガーがフォーミュラEへの参戦を始め、シーズン5(2018/19年)からワークス参戦を予定しているBMWもアンドレッティとのテクニカルパートナーシップを締結した。

 なお今後は、日産やメルセデス、ポルシェなどがワークス体制で参戦することになっている。

 しかし中には、マヒンドラやNIO、ヴェンチュリのように自動車メーカーから派生したチームもある一方で、ドラゴンレーシングやテチータなどのプライベーターチームもシリーズに参戦している。

 フォーミュラEのCEOであるアレハンドロ・アガグは、当初は1000万ユーロ(約13億4000万円)だった開発コストが2000~3000万ユーロ(約26億8000万~40億2000万円)にまで上昇したこともあり、状況を把握しコストを制限することが重要だったとmotorsport.comに語った。

「我々に必要なのは、彼らを自分たちが作ったルールに従わせることだ」

「そしてこれこそが、プライベーターチームを守るために私が維持したいと考えているひとつの重要なルールだ」

「フォーミュラEには多数のマニュファクチャラーが参戦しているが、彼らはいつかシリーズから去ってしまうかもしれない。現在我々は将来に向けて非常に重要な岐路に立たされているが、誰がそのことをわかっているだろうか?」

「長期的な見方をすれば、コストを抑えてプライベーターチームの将来性を守りたいのだ」

「そのためにシステムやルールを作る。そしてどんなマニュファクチャラーがルールの変更を主張したとしても、それらを変更してはならない」

 またフォーミュラEは、プライベーターチームがマニュファクチャラーからパワートレインを購入するための価格を低くするために、マニュファクチャラーらに対してパワートレインの製造コストに上限を設けている。

 パワートレインの製造コストの上限の設定は、今後も維持される。しかしながら、シーズン5からはバッテリーの容量増加に伴いレース中のマシン乗り換えが撤廃されることになり、レースを走り切るのに必要なマシンはドライバーひとりあたり2台から1台に削減される。そのため、パワートレイン開発コストの上限額は現在の44万ユーロ(約5896万円)から80万ユーロ(約1億720万円)になる予定だ。

 最終的なコスト上限が決定したこともあり、マニュファクチャラーらがパワートレインの製造に関心を示した場合には、カスタマーチームに供給する際の価格を明確にするよう求められていた。

 またアガグは、以下のように述べた。

「これまではネガティブなプレッシャーを感じたことはなかった。それどころか彼らも皆ポジティブで、同じ立場で物事を考えている」

「彼らがどのようなやり方を推進しようと、我々は我々のルールでもって自分たちの方向性を保たなければならないし、それらを変更してはならない。そしてそれをコントロールできると保証しよう」

「ゼロから始めるのなら、それはより簡単なことだ。F1では何年にもわたって人々の間に利害関係があり、彼らは何とかして強固な立場を得て、それを手放そうとはしないのだ」

「フォーミュラEのすべてのマニュファクチャラーは優勝を望んでおり、リソースを投入する準備もできている。しかし用意してあるもの全てを使用すれば良いというものではない」

Scott Mitchell / Anthony Rowlinson

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シリーズ フォーミュラE
記事タイプ 速報ニュース