レース1優勝バード”ピットレーンでの危険な運転”で10グリッド降格

香港ePrixレース1で優勝したバードは、ピットレーンでの危険な運転が問題視され、レース2で10グリッド降格ペナルティを受ける。

  香港ePrixレース1で優勝したDSヴァージンのサム・バードは、ピットストップの際に所定の位置に止まらず、これが”危険な運転”だったとして、日曜日に行われるレース2でグリッド降格ペナルティを科されることになった。

 バードは香港ePrixレース1で後続に10秒以上の差をつけて圧勝した。しかもこの勝利は、ドライブスルーペナルティを科されたにもかかわらず、それを跳ね除けての勝利だった。

 バードはマシンを乗り換えるためにピットインした際、ガレージにマシンを入れることができずオーバーラン。ピット作業の模様を見ていた関係者数人をなぎ倒し、仮設ガレージの支柱部分に突っ込んだ。バードはその場でマシンを降りると、2台目のマシンに飛び乗り、コースへと復帰。ただ、この行為はガレージ外でマシンを乗り換えたとみなされたため、前述のペナルティが科せられたわけだ。

 しかもバードのオーバーランは”ピットレーンでの危険な運転”とみなされ、日曜日のレース2で10グリッド降格ペナルティを追加で科されることになった。

「クルマは素晴らしかった。しかし時に、フォーミュラEは理解するのが難しいこともある」

 バードはそうmotorsport.comに対して語った。

「今日、僕らはただ本当に速かった。チームは僕に素晴らしいクルマを用意してくれたし、僕らはそれを最大限活用した」

 レースでバードは、ターン6のヘアピンで素晴らしい動きを見せ、ポールポジションからスタートしレース前半をリードしたジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)を攻略してみせた。

「僕はそこが、何かができるエリアであることを知っていた。そして、それまでのスティントよりも50cm近づく必要があった」

 そうバードは語った。

「僕は50cmまで近づき、そしてチャンスを手にすることができた」

 なおスチュワードは、フェリックス・ローゼンクヴィスト(マヒンドラ)にもタイムペナルティを科したため、レース1の順位が降格となっている。

 ローゼンクビストはレース中に使用が許されている最大出力180kWを超えるエネルギーを使用したとして、ドライブスルーペナルティが科された。しかしこの裁定はレース後に下ったため、22秒のタイム加算ペナルティとなり、14位に降格となった。なおローゼンクビストは7番手でチェッカーフラッグを受けていた。

 またアンドレ・ロッテラー(テチータ)はレース1を失格となっている。ロッテラーはこれがフォーミュラEのデビュー戦だったが、多くのペナルティを受ける散々な1戦となった。

 ロッテラーはまず、スタート直後のターン3〜4のタイトな複合コーナーを曲がりきれずにウォールに突き刺さってしまった。これに後続のマシンが詰まり、コースをふさぐ格好となってしまったっため、レースは赤旗となった。

 この赤旗中断からレースに復帰する際、所定の時間内に冷却装置をマシンから取り外さなかったため、5秒のタイム加算ペナルティが科された。さらにレース中、シケインでエスケープロードを通過しコースに復帰する際、完全停止を怠ったとしてドライブスルーペナルティを科された。そして最後には、安全な状態にせぬままパルクフェルメでマシンを離れたとして、失格処分を受けることになった。

→フォーミュラE香港ePrixレース1決勝結果(修正後)

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この記事について
シリーズ フォーミュラE
イベント名 香港ePrix
サーキット 香港ストリート・サーキット
ドライバー サム バード
チーム DS Virgin Racing
記事タイプ 速報ニュース