「小林可夢偉を簡単に判断しない」とアンドレッティ。次戦続投も?
フォーミュラE香港ePrixにスポット参戦した小林可夢偉は、再びシリーズに参戦できる可能性がありそうだ。





フォーミュラEシーズン4(2017/2018年)の香港ePrixにアンドレッティからスポット参戦した小林可夢偉は、再び参戦する可能性がありそうだ。
2017年シーズンのDTMに参戦していたトム・ブロンクビストは、今シーズンのアンドレッティのレギュラードライバーとして発表された。
しかし、開幕戦香港ePrixでアンドレッティのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタのパートナーとなったのは小林だった。
テストをせずにレースに挑んだ小林は初レースとなる香港ePrixのレース1の予選で13番手、決勝では15位という結果を残した。さらにレース2では予選16番手、決勝17位だった。
ブロンクビストがフォーミュラEデビューを果たすのは次戦マラケシュePrixになるかと思われるが、アンドレッティの副チーム代表であるロジャー・グリフィスは小林のパフォーマンスについて「簡単に判断しない」と述べた。
「我々は常に『今週のレースを見て、誰とも約束をしない』というプランに基づいて活動している」とグリフィス。
「彼がどのようにマシンに乗ったのかを見直さなければならない。予選でのパフォーマンスや彼のレースペース、エネルギーを節約する能力についてだ。今後、私は何度か(BMWと)電話することになるだろう」
「彼がもっと経験を積みたいと熱心に思っていることを理解している。どのようにすればその思いを汲み取ることができるのかを我々はプログラムの全体像を見て判断しなければならない」
アンドレッティは2017年末までにマラケシュePrixで起用するドライバーを確定させる必要がある。
BMWのモータースポーツ部門の代表であるジェンス・マルカートは、ブロンクビストがフォーミュラEで経験を積むことを望んでおり、"彼ならより早く上達することができる"が、最終的に選択するのはアンドレッティだと述べている。
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この記事について
シリーズ | フォーミュラE |
ドライバー | 小林 可夢偉 |
チーム | アンドレッティ |
執筆者 | Scott Mitchell |