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”技術”が進展したシーズン。その中で光ったドライバーたち:FE第2シーズンレビュー

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”技術”が進展したシーズン。その中で光ったドライバーたち:FE第2シーズンレビュー
執筆:
2016/08/02 11:12

技術面での進展が多かったシーズン2。しかしその中でも、ドライバーたちの才能が光った

Nicolas Prost, Sébastien Buemi, Lucas di Grassi, Formula E Awards Gala
Championship winning team Alain Prost and Jean-Paul Driot, Formula E Awards Gala
Emerson Fittipaldi and Alejandro Agag, Formula E CEO
Sébastien Buemi, Renault e.Dams
Lucas di Grassi, ABT Schaeffler Audi Sport
Loic Duval, Dragon Racing
Nicolas Prost, Renault e.Dams
Crash Lucas di Grassi, ABT Schaeffler Audi Sport
Lucas Di Grassi, ABT Schaeffler Audi Sport, Sébastien Buemi, Renault e.dams, incidente
Nicolas Prost, Renault e.Dams; Sebastien Buemi, Renault e.Dams and the Renault eDams team celebrate on the podium
Nelson Piquet Jr., NEXTEV TCR Formula E Team
Sam Bird, DS Virgin Racing
Grid girls
Pit stop; Lucas di Grassi, ABT Schaeffler Audi Sport
Start of the race

 2015年10月から年をまたいで行われたフォーミュラE(以下FE)のシーズン2は、7月第1週にダブルヘッダーで行われたロンドンe.Prixで幕を閉じた。2代目のチャンピオンには、シーズン1のタイトルに僅か1ポイント差で届かなかったルノー・e.ダムスのセバスチャン・ブエミが輝いた。

バッテリーの自由化は将来へ先送り

 FEのシーズン2を振り返ると、様々な意味で大きな進展のあったシーズンだったと言える。これは主宰団体のフォーミュラEホールディングス(FEH)が臨機応変にルールやレギュレーションに対応した結果だろう。FEが新シーズンとして開幕する前、FEHは早期の発展を願ってルールやレギュレーションの改善を視野に入れてきた。しかし、シーズン1を経て、計画の見直しを行った。シャシーやバッテリー、あるいはモーターやギヤボックスの自由化を、一部に於いて先延ばししたのだ。チームやマニュファクチャラーの声を聞いての上での決定だった。

 特筆すべきはバッテリーの自由化を先延ばししたことだ。当初はバッテリーの自由化をシーズン2から行う予定だったが、FEに使用する高性能大容量バッテリーの開発は簡単ではないことが判明、自由化を先送りしたのだ。バッテリーはFEの要の技術だ。バッテリーの寿命次第でレースの時間や距離が決まり、クルマの乗り換えも不要になる。

 シャシーの自由化は、理想的にはF1のようにチームがマニュファクチャラーとなって開発・製造を行うことを前提に決められていたことだ。しかし、F1チームと比べて遙かに経費の少ないFEチームにとれば無理な注文で、シャシーの変更はシーズン5以降になった。それも自由化ではなく、現行のシャシー同様にワンメイクになる。日本から童夢が入札に応募している。

技術力に長けたルノー&アウディ

 予定通りシーズン2から自由化になったものもある。モーターとギヤボックスだ。これは技術的に十分熟成された製品が簡単に手に入るからだ。

 例えばモーター。シーズン1はマクラーレン製のワンメイクだったものが、シーズン2は自由になった。その結果、ルノーやシェフラーといった自動車メーカーやパーツメーカーが開発したモーターが登場、性能を競った。

 搭載モーターの数も2基を上限に自由に設定でき、チームによって1個、2個と別れた。レース用ギヤボックスはヒューランドかXトラックしか選択肢がないが、ほとんどのチームがヒューランドを選択。差はギヤの数で、1速から5速までチームによって異なった。モーターの数とギヤの段数の差で、トルク重視、スピード重視と差がついた。

 こうして始まったシーズン2は、やはり独自の技術開発力に長けたチームが圧倒的に強かった。ルノーに全面的技術支援を受けるルノー・e.ダムスは、モーターの性能だけではなく制御システムに関しても一歩先を走っており、パワーコントロールなどでは非常に有利なポジションにいた。このルノー・e.ダムスを駆るセバスチャン・ブエミは開幕戦の北京ePrixでポールポジション、優勝、最速ラップと全てでトップをとり30点満点を獲得した初めてのドライバーになった。

ブエミvsディ・グラッシのタイトル争い

 ルノー・e.ダムスとブエミの活躍はシーズン最後まで続くが、ブエミは時にミスをしてせっかくの予選、レースを落とすことがあった。特に予選でミスを犯してそれがレースの成績に響くこともあった。10戦中3勝を挙げた結果、念願のチャンピオンに輝くのだが、彼の行く手を阻んだのはアプト・シェフラー・アウディ・スポートのルーカス・ディ・グラッシ。彼は実際には4勝を挙げたが、第5戦では車両重量が規定を1.8Kg下回っており失格。結局ブエミと同じ3勝だった。

 このふたりが153ポイントの同点で最終戦ロンドンePrixに臨み、激しいでタイトル争いを展開した。しかし、ディ・グラッシがブエミに突っ込んで両者レースは完走ならず。しかし、ファステストラップを取ったブエミが2ポイント上回ってチャンピオンに輝いた。禍根を残すシーズン終焉になったが、盛り上がりは最高だった。ブエミはシーズン1で僅か1ポイント差でタイトルを逃しており、今回は念願が叶った。

 ブエミとディ・グラッシ以外で活躍したドライバーに、DSヴァージンのサム・バードがいた。小柄なイギリス人は存在感すら希薄だが、実力派ドライバーで玄人に受ける走りをする。勝利数こそ1勝だが、選手権4位に付けた。このバードを最終2戦で逆転したのがブエミのチームメイトであるニコラ・プロスト。シーズン途中は最高位3位で鳴かず飛ばず。ところが最終戦ロンドンのダブルヘッダーを連勝で制してバードを蹴散らした。プロスト115点、バード88点。続くのがドラゴン・レーシングのジェローム・ダンブロジオ。彼は第5戦を勝利して83点で選手権5位だった。彼は好不調の波が激しい。コンスタントなレース運びができればさらに上位を狙えるだろう。

 他にもステファン・サラザン、ジャン-エリック・ベルニュ、ニック・ハイドフェルド、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、ネルソン・ピケJr.……といった実力派ドライバーが揃っているFE。シーズン3も激しい戦いが展開されるはずだ。

取材・文/赤井邦彦

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この記事について

シリーズ フォーミュラE
執筆者 赤井邦彦