フォーミュラE 東京E-Prix レース1
日本初、歴史的公道ナイトレースを制したのはティクトゥム! チェッカー目前で絶品オーバーテイク&無線|フォーミュラE第14戦東京E-Prix
フォーミュラE第14戦東京E-Prixの決勝レースは、最終ラップに見事なオーバーテイクを見せたダニエル・ティクトゥムが制した。
編集: 2026/07/25 12:29
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Dan Ticktum, Cupra Kiro
写真:: Simon Galloway / LAT Images via Getty Images
7月25日(土)、フォーミュラE第14戦 東京E-Prixの決勝レース(36周)が行なわれた。優勝を飾ったのはダニエル・ティクトゥム(クプラ・キロ)だった。
史上初、日本での公道ナイトレースとして開催される今年の東京E-Prix。煌々と明かりが照らす東京ビッグサイト周辺を、電動フォーミュラカーが駆け抜ける歴史的な週末となった。
予選でポールポジションを獲得したのは、“リバティーウォーク”とコラボしたクローム調の特別カラーリングで走るアンドレッティのジェイク・デニス。2番グリッドにはマヒンドラのエドアルド・モルタラが並んだ。日本勢は予選で苦戦し、追い上げのレースに。日産のノーマン・ナトの11番手が最上位だった。
心配された雨は降らないまま、20時05分に決勝レースがスタート。首位の座を守ったまま1コーナーを抜けたデニスがレースをリードした。モルタラ、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ジャガー)が予選順位の通りに続く一方、4番手スタートのニコ・ミュラー(ポルシェ)は接触に巻き込まれ、緊急ピットインを余儀なくされた。
レース最初の10周は膠着状態が続き、ペースをコントロールしているであろうトップのデニスを先頭とする長い隊列が形成された。日産のナトはポイント圏内の10番手に上がったが、ターン7での接触の責任を問われて5秒のタイムペナルティが科されてしまった。
計6分間使用可能なアタックモードをレース前半でただひとり発動したのが、セバスチャン・ブエミ(エンヴィジョン)。既に接触による5秒ペナルティを受けているブエミは、抜きにくいコースで集団をかき分けながら、13番手からデニスの後ろ2番手までジャンプアップした。
レースが折り返し地点を迎え、ポツポツと雨粒も確認される中、30秒間の急速充電を行なう“ピットブースト”が各車解禁。早々に入って来たのは6番手を走っていたティクトゥムで、ピットアウト後にアタックモードを発動してプッシュしたことで、3周後にピットインしたデニスをアンダーカットすることに成功した。
そんな中、上位争いではポイントリーダーのパスカル・ウェーレイン(ポルシェ)と同4番手のダ・コスタが接触。ウォールに直進したダ・コスタは大きくポジションを落とし、ウェーレインはマシンにダメージを受けてガレージインしてしまった。
トップ争いは、ティクトゥムがリードする中、アタックモードを発動したデニスがモルタラ、ニック・キャシディ(シトロエン)を次々抜いて28周目に2番手に。アタックモードを2分残した状態で3秒先にいるティクトゥムを追いかけたが、翌29周目には一気に背後まで追い付き、バックストレートで難なく攻略して首位に返り咲いた。
それでもティクトゥムは首位デニスの1秒差以内に食らいつき、接近した状態でレース終盤に。ただティクトゥムは無用な争いで3番手以下の集団に追いつかれたくないという考えから、無線でチームに「デニスに『争わないでいこう』と伝えてくれ」と呼びかけた。
後ろからは3番手のキャシディも迫ってくる中、ティクトゥムがデニスの背後にピタリとつけた状態でファイナルラップに。バッテリー残量で勝るティクトゥムは、コース最終区間のターン16でデニスに並びかけオーバーテイク。チェッカー目前の逆転劇でティクトゥムが勝利をさらった。2位はデニス、3位はキャシディだった。日本勢では日産のオリバー・ローランドが7位で唯一入賞を果たした。
日曜の第15戦も含めて残り3レースというところで、チャンピオン争いにも動きが出た。ウェーレインのリタイアにより、4位に入ったミッチ・エバンス(ジャガー)が144ポイントで首位に。ウェーレインは3点差の141ポイントでランキング2番手。3番手にはデニスが浮上した(130ポイント)。
翌26日(日)の第15戦も、第14戦と同じく20時05分から行なわれる予定だ。
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