第1世代FEに幕。今季王者ベルニュ有終の美。アウディがチームタイトル

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第1世代FEに幕。今季王者ベルニュ有終の美。アウディがチームタイトル
執筆: 田中健一
2018/07/15 20:28

フォーミュラEシーズン4の最終戦ニューヨークePrixのレース2が行われ、今季王者のジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)が優勝。しかしアウディ・スポート・アプト・シェフラー勢が2-3位に入り、チームタイトルを獲得した。

 フォーミュラEシーズン4の最終戦ニューヨークePrixのレース2が行われ、今季王者のジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)が優勝。しかしアウディ・スポート・アプト・シェフラー勢が2-3位に入り、チームタイトルを獲得した。

 昨年の12月に開幕したフォーミュラEのシーズン4もいよいよ最終戦。舞台はアメリカ・ニューヨークのブルックリン・サーキットである。このレースは、第1世代のフォーミュラEマシンによる最後のレースでもある。

 ポールポジションを獲得したのはセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)である。ブエミは前日に行われたレース1に続き、2戦連続でのPPである。

 予選では雨が降り、ウエットコンディションで行われたが、決勝までにはそれも上がり、ドライでのレースとなった。

 好スタートを切ったのは、3番グリッドスタートのジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)。レース1で今季のチャンピオンを決めた男である。チームメイトのアンドレ・ロッテラーも前を狙うが、ブエミはなんとかこれを死守。ベルニュ、ブエミ、ロッテラーの順で1周目を終えた。

 しかし好スタートを決めたテチータの2台は、フライングを疑われて審議対象となったことが明らかにされる。これを知ったロッテラーは、ブエミを抜いて2番手に上がり、ペナルティを受けた際のマージンを稼ごうとする。

 6周目、ホセ・マリア・ロペス(ドラゴン)がクラッシュ。コース脇にマシンを止める。これでコースにはフルコースイエローコーション(FCY)が宣言された。

 しかしその直前、フェリックス・ダ・コスタ(アンドレッティ)と接触してマシンにダメージを負ったルカ・フィリッピ(NIO)がバランスを崩し、そこにジェローム・ダンブロジオ(ドラゴン)が激突。ダンブロジオはマシンに大ダメージを負い、その場でレースを諦めた。フィリッピはなんとかピットまで帰還したが、こちらもリタイアを決めた。

 この3台のクラッシュの責任を咎められ、ダ・コスタには10秒のストップ&ゴー・ペナルティと、ペナルティポイント3点が科せられた。

 このFCY中にフライングの審議が確定。ロッテラーはフライングが認められ、10秒のストップ&ゴーペナルティが科せられた。一方のベルニュは違反なしとして、ペナルティは出されなかった。

 11周目にFCYが解除。この周を終えた段階でロッテラーはピットに戻り、ペナルティを消化した。

 13周目、ディ・グラッシがブエミを、ダニエル・アプトがネルソン・ピケJr.を抜き、アウディ・スポート・アプト・シェフラーが2番手と4番手に浮上した。アウディ・スポート・アプト・シェフラーとテチータは、チームタイトルを僅差で争っており、こちらも非常に激しい戦いとなっていく。ペナルティで最後尾まで下がったロッテラーが、入賞圏まで戻れるかどうかで、その争いの結末が左右される……そんな展開である。

 19周目、アプトがブエミを抜いて3番手に浮上。チームタイトル争いをさらに有利なものとした。

 22周を走り終えたところで、アプト、フェリックス・ローゼンクヴィスト(マヒンドラ)らがピットイン。マシンを乗り換える。続く23周終了時点でベルニュ、ディ・グラッシ、ブエミらもピットイン……上位4台の順序は変わらなかった。またロッテラーはマー・チンホワ(NIO)を抜き、ピットストップのタイミングにも乗じて12番手まで浮上。ただ、入賞圏内まではまだ10秒以上の差がある。

 26周目、ブエミがファンブーストを使ってアプトをオーバーテイク。3番手の座を取り返す。ただ29周目、アプトが再びブエミを抜き返す。激しい3番手争いが展開される。

 ロッテラーは37周目にニコラス・プロスト(ルノー・e.ダムス)を抜いて11番手、40周目にはステファン・サラザン(アンドレッティ)、41周目にサム・バード(DSヴァージン)を抜き、9番手まで上がった。

 結局ベルニュが43周を逃げ切り、トップチェッカー。2位ディ・グラッシ、3位アプトの順でチェッカーを受けた。ロッテラーは、チームポイント逆転のために最終ラップまでファステストラップ更新を狙ったがそれは叶わず……結局アウディ・スポート・アプト・シェフラーがアプトのファステストラップによる得点も加えて264ポイントとし、年間タイトルを獲得。テチータは僅か2ポイント差でタイトルを逃すこととなった。またディ・グラッシは最終戦でバードを逆転、ドライバーズランキング2位を手にした。

 これでフォーミュラEのシーズン4が終了。12月15日にサウジアラビアで、新世代のフォーミュラEが幕を開ける。

フォーミュラE第12戦ニューヨークePrixレース2決勝結果

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