フォーミュラE ロンドンE-Prix レース1

接触、ペナルティ乱れ打ちの大乱戦! ウェーレインが制してランク首位に浮上……タイトル争いは三つ巴|フォーミュラE第15戦ロンドンE-Prixレース1

フォーミュラEの2023-2024年シーズンの最終戦のひとつ前……ロンドンE-Prixレース1の決勝が行なわれ、ポルシェのパスカル・ウェーレインが優勝。ランキング首位に浮上した。

田中 健一

編集: 2024/07/20 17:23

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Pascal Wehrlein, Porsche, Porsche 99X Electric Gen3

Pascal Wehrlein, Porsche, Porsche 99X Electric Gen3

写真:: Alastair Staley / Motorsport Images

 フォーミュラEシーズン10の第15戦ロンドンE-Prixのレース1が行なわれ、パスカル・ウェーレイン(ポルシェ)が優勝を手にした。ウェーレインはこれでランキング首位に浮上し、日曜日に行なわれるシーズン最終戦に、チャンピオン獲得をかけて挑むことになった。

 ロンドンE-Prixの舞台は、展示場でもあるExCeLセンターの周辺コース。一部展示場の室内も通る、1周2.09kmのサーキットである。土曜日と日曜日に1レースずつを行なう、ダブルヘッダーとしての開催だ。

 第15戦のポールシッターは、ランキング2番手のミッチ・エバンス(ジャガー)。チームメイトであり、ランキング首位のニック・キャシディは予選で振るわず、17番グリッドからレースに挑むことになった。

 決勝レースは、スタート直後から波乱の幕開けとなった。1周目にロビン・フラインス(エンヴィジョン)がクラッシュしてコントロールを失ったところ、サム・バード(マクラーレン)が行き場を失いストップ。バードは最後尾まで落ちたが、コースに復帰。一方でフラインスはコースを塞ぐように停まってしまったため、いきなりのセーフティカー出動となった。

 5周目からレース再開。平穏なリスタートに見えたが、続く6周目、ジャン-エリック・ベルニュ(DSペンスキー)とジェイク・デニス(アンドレッティ)、オリバー・ローランド(日産)とアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ポルシェ)がクラッシュ。このほかにも、コースの各所で接触が相次ぐ、荒れたレース展開となった。

 この展開をかい潜るかのように、キャシディは10番手付近までポジションを上げることに成功した。ただキャシディは、レース中に2回に分けて6分間使うことが強いられているアタックモードをうまく起動できないというトラブルに見舞われ、アタックゾーンを通過する度にポジションを落としてしまう”だけ”となってしまう。なんとか2回のアタックモードを起動し終えた段階でキャシディは15番手まで後退してしまった。

 優勝争いはエバンス、セバスチャン・ブエミ(エンヴィジョン)、パスカル・ウェーレイン(ポルシェ)の3人によって繰り広げられた。一時ブエミが首位に立つシーンもあったが、PPのエバンスが取り戻すと、その後方からウェーレインが虎視眈々と狙い、ついにオーバーテイク。エバンスとの差を広げて順位を落とさずアタックモードを起動させるなど、頭脳的なレースを繰り広げた。

 2回のアタックモードを使い切ったウェーレインは首位をキープ。エバンスを徐々に引き離していった。一方でエバンスの後方からはマキシミリアン・ギュンター(マセラティ)が急接近し、30周目にオーバーテイクを成功させた。

 ただその直後、ノーマン・ナトー(アンドレッティ)とサッシャ・フェネストラズ(日産)が接触。コースの各所にデブリが落ちていたこともあり、このレース2回目のセーフティカーが出動した。これにより、ウェーレインのリードは消える格好となった。

 34周目からレースが再開されると、ウェーレインを追撃しようとしていたギュンターが突如スローダウン。ギュンターは「ギヤボックスのトラブルだ」と無線で訴え、マシンをコース上に停めた。この車両回収のため、フルコースイエローが宣言された。また後方では、ベルニュとユアン・ダルバラ(マセラティ)が接触。また序盤のセーフティカー出動により、レース距離が当初の37周から39周に増やされることが宣言された。

 残り3周でフルコースイエローが解除。ウェーレインが必死に逃げ、エバンスがこれを追いかけていく展開となった。

 しかしウェーレインはなんとか逃げ切り、今季3勝目。これでドライバーズランキング首位に浮上して、現地時間日曜日に行なわれるシーズン最終戦に挑むことになった。エバンスが2位に入り、ドライバーズランキングでも2番手を堅持。ランキング首位だったキャシディは、他車のペナルティなどにも助けられて7位となったが、ランキングは3番手に落とした。

 チャンピオン争いはこの3人に絞られ、文字通り最終決戦を迎えることになる。

 なお今回のレースで3位はブエミで、今季開幕戦以来の表彰台となった。マヒンドラのニック・デ・フリーズが4位、エドアルド・モルタラが5位となった。

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 フォーミュラE東京E-Prix、2025年はトワイライトレースの可能性も!? 将来の姿はどうなるのか

次の記事 ウェーレインがフォーミュラEチャンピオンに輝く! キャシディ、掴みかけた王座を追突で失う……優勝は日産ローランド|フォーミュラE最終戦ロンドン

More from

田中 健一



怪我から回復しF1復帰のハジャー、感謝語る「レースに出られない1ヵ月は、慣れていないことなので辛かった」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

20 時間前

怪我から回復しF1復帰のハジャー、感謝語る「レースに出られない1ヵ月は、慣れていないことなので辛かった」



ハジャー、手首の怪我癒えF1復帰。角田裕毅は再びリザーブに……レーシングブルズが感謝「とても貴重なポイントを獲得してくれた」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

21 時間前

ハジャー、手首の怪我癒えF1復帰。角田裕毅は再びリザーブに……レーシングブルズが感謝「とても貴重なポイントを獲得してくれた」



ホンダと組んだのは正しいことだ! アストンマーティンF1技術責任者語る「チャンピオンを目指すには、ワークスPUが必要」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

1 日前

ホンダと組んだのは正しいことだ! アストンマーティンF1技術責任者語る「チャンピオンを目指すには、ワークスPUが必要」

最新ニュース



ジャック・ミラー、”ハーレー”級レースペースに「恥ずかしい。思い出したくもない1日」ホイールスピンでまともに走れず

MotoGP

MGP MotoGP

オーストリアGP

2 時間前

ジャック・ミラー、”ハーレー”級レースペースに「恥ずかしい。思い出したくもない1日」ホイールスピンでまともに走れず



マルク・マルケス、アコスタのタイトル争い参戦を確信「トップ4はチャンピオンシップを争う準備ができている」

MotoGP

MGP MotoGP

オーストリアGP

2 時間前

マルク・マルケス、アコスタのタイトル争い参戦を確信「トップ4はチャンピオンシップを争う準備ができている」



メルセデスF1、マレーシアでのバーレーンGPに大規模アップデート投入へ「ポールポジション争いに戻りたい」

F1

F1 F1

スペインGP

3 時間前

メルセデスF1、マレーシアでのバーレーンGPに大規模アップデート投入へ「ポールポジション争いに戻りたい」



アストンマーティン・ホンダ、アゼルバイジャンGPでマシン軽量化。今季最後のアップデートでタイム大幅改善?

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

3 時間前

アストンマーティン・ホンダ、アゼルバイジャンGPでマシン軽量化。今季最後のアップデートでタイム大幅改善?

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録