ディ・グラッシ、新導入のカメラで違反疑惑捉えられるも今回は”無罪”

ディ・グラッシは、ローマePrixで違反行為があったのではないかと疑いの目を向けられたが、違反はなかったと証明された。

 先日行われたローマePrixより、ピットストップでドライバーが乗り換える2台目のマシンの上方に新しくFIAのカメラが設置された。このカメラに映っていた映像を見たスチュワードは、ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)がマシンを乗り換える際に違反行為があったのではないかと疑いを持っていたが、違反はなかったという。

 決勝レース終盤、ディ・グラッシはピットストップの際に違反行為を行った可能性があるとして、審議を行うという通達があった。問題の行為は、今回から新たに設置されたカメラによって捉えられていたという。

 その問題とは、ディ・グラッシが2台目のマシンに乗り込んだ際のメカニックの手の位置と、彼のシートベルトに関係するものだという。これについてスチュワードはディ・グラッシ本人とチームに説明を求めた。

 再度カメラの映像を見直し、チームがマシン乗り換えの手順を実演したところ、チームとドライバーにはいかなる違反もないことが証明された。

 2位でレースを終えたディ・グラッシは、motorsport.comに対し「彼ら(スチュワード)は僕たちのピットストップ手順について説明するよう求めた」と話した。

「スチュワードの所に行く前、僕は100%違反はないとわかっていた。なぜなら僕たちは今年、アンダーウェアの件も含めて本当にたくさんのトラブルを抱えていたからだ。だから全てが合法であることを確かめなければいけなかった」

「彼らは僕たちを呼び出し、いくつか質問をした。そして最終的には問題ないということが明らかになった。彼らは映像を撮るため、ピットストップ用にそれぞれの(2台目の)マシン上方にカメラを設けていたんだ」

「彼らは『なぜ手がここにあるんだ?』『なぜこのような動きをしたんだ?』と尋ねてきた。僕はそれに答えて、もう一度ピットストップの手順をやって見せた。そうしたら彼らはそれを見て、『問題ない。合法だ』と言ってくれた。だから問題ないよ」

「もちろん、できるだけ早く(ピットストップを)行わなければならないけど、解決策も考える必要がある。でも今回は100%合法だった」

 またディ・グラッシは、スチュワードの裁定の一貫性に関する問題が浮上したことを受けて、レギュレーションを強化するためにテクノロジーをより有効に活用することを求めた。

「彼らにとってもそれが難しいことであるというのはわかっている。しかし僕たちは明確で安定したルールをますます必要としている」

「例えば、マシンにセンサーを搭載するというのは技術的にもふさわしいだろう。もし白線を踏んでしまったら警告音がなる、というものだ」

「(ローマのピットレーンでは)コーナーを曲がるときにタイヤが白線を越えてしまうことは許されなかった。他にも、通常は作業エリアには立ち入れないけど、何人かのドライバーが(人がいる状態で)ピットストップを行っていた。だけど何も起こらなかった」

「レース中にはたくさんのことが起こるけど、もし電子センサーを増やせば、スチュワードやレースディレクターの仕事量は減るだろうし、方向性も明確になるだろう。これについてやらなければならないことはたくさんある」

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この記事について
シリーズ フォーミュラE
イベント名 ローマePrix
ドライバー ルーカス ディ・グラッシ
チーム アウディ・スポーツABT
記事タイプ 速報ニュース