ルノー&アルピーヌ、ロータスとの関係を強化。共にフォーミュラEに参戦する可能性も?

F1やWECへの参戦を開始するアルピーヌは、ロータスと組んでフォーミュラEに参戦することも選択肢のひとつだと考えているようだ。

ルノー&アルピーヌ、ロータスとの関係を強化。共にフォーミュラEに参戦する可能性も?

 1月14日(土)、アルピーヌを含むルノー・グループとロータスは、両メーカー間で協力できる分野を検討していくという合意を発表した。EVスポーツカーの共同開発などの技術提携の他、F1やフォーミュラE、耐久レースなど、アルピーヌが持つモータースポーツのリソースを活用するためのコラボレーションを検討していくという。

 ルノー・グループは、2021年シーズンに向けてF1チームをアルピーヌにリブランド。さらに、アルピーヌとしてFIA世界耐久選手権(WEC)のトップクラスにも参戦し、トヨタやグリッケンハウス、バイコレスと戦う予定となっている。

Read Also:

 ロータスの広報担当者は、今回のルノーとの提携強化についてmotorsport.comに次のように語った。

「それ(ルノーとの合意)は、文字通りモータースポーツの探求だ。我々は共に、モータースポーツにおける可能性を探っている」

「ロータスはモータースポーツの豊かな歴史と最高峰レベルでの成功を収めた実績を持っており、ルノーとアルピーヌはフォーミュラE、フォーミュラ1、耐久レースなどのエキスパートだ」

「非常に興味深いチャンスにつながる可能性もあるが、現段階では単なる探求に過ぎない」

 ルノーはフォーミュラE初年度からルノー・e.ダムスとして参戦していたが、2018-19年シーズン以降はアライアンスパートナーである日産がルノーに代わり、日産・e.ダムスとしてフォーミュラEに参戦している。

 一方、すでにアウディとBMWが2021年シーズン限りでフォーミュラEから撤退することが決まっている。そのため、最大12チームとされているグリッドに空きが生じることになる。そうした中でも日産がフォーミュラEへの関与を続けるなら、ロータスがすでにインフラが整っている既存のフランチャイズを買い取り、アルピーヌを前面に出してフォーミュラEに参入する可能性もあると見られている。

 フォーミュラEのCEOであるジェイミー・ライグルはmotorsport.comの取材に応じ、すでにフォーミュラE参戦に興味を持っている関係者と話をしていると明かしており、最大12チームのグリッドを維持することに自信を持っている。

 マクラーレンはフォーミュラEと合意に達し、2022年シーズンのエントリー枠を確保している。これでエントリーが決まったわけではないが、検討の結果マクラーレンがフォーミュラEプログラムにゴーサインを出した場合は、エントリーが保証されることになる。

 BMWと組んでいたアンドレッティはチームとしてフォーミュラEに残る意向であることもあって、ライグルは「アウディのエントリーを置き換える事ができればいいと思っている。我々はそのチームモデルに興味を持っている」と語った。

「新しいメーカーが参入してくるかどうかという問題もある。名前は伏せておくが、クリスマス前に話をしたメーカーがある」

「彼らは『2018年にフォーミュラE参入を検討した』と言っていた。パワートレインに一定の金額を費やす必要があることが分かっており、競争が激しかったものの少しコストが高かった。それが2018年には参入してこなかった理由だという」

「(2022年に導入される)第3世代のマシンについて考えると、チーム側とメーカー側の双方でコストのコントロールに本気で取り組んでいる。まだ彼らが成長モードにあるのなら、もう一度検討してもらいたいと思う」

「彼らがプログラムを構築し、シリーズに参入してくるまでは長い道のりがかかるが、その話し合いはアウディとBMWの撤退が分かった後だった」

「自動車メーカーは電気自動車へのシフトにおいて様々な段階にあるが、フォーミュラEの提案は研究開発に関連したものであると同時に、最高の競争環境の中で自分たちをテストすることができるという点で、非常に説得力があると考えている。マーケティングの面でも魅力的だ」

Read Also:

シェア
コメント
マクラーレン、フォーミュラEのエントリー枠を確保。2022年から参戦の可能性も?

前の記事

マクラーレン、フォーミュラEのエントリー枠を確保。2022年から参戦の可能性も?

次の記事

アウディとBMW撤退も、FEの将来に懸念なし「より少ないメーカー数でも成功できる」

アウディとBMW撤退も、FEの将来に懸念なし「より少ないメーカー数でも成功できる」
コメントを読み込む

この記事について

シリーズ フォーミュラE
チーム Alpine
執筆者 Matt Kew