完勝バード、チームメイトの”アシスト”に感謝「僕たちはイングランド代表のようだった」
フォーミュラE第11戦ニューヨーク・シティePrixで優勝したサム・バード(ジャガー)は、チームメイトであるミッチ・エバンスが『サッカーのイングランド代表』のように貢献してくれたと称賛した。
写真:: Simon Galloway / Motorsport Images
フォーミュラE第11戦ニューヨーク・シティePrixで、ポール・トゥ・ウィンを達成したサム・バード(ジャガー)は、チームメイトであるミッチ・エバンスの貢献が大きかったと語った。
ポールポジションからレースをスタートしたバードは、一度もトップを譲らず、2位のニック・キャシディ(ヴァージン)に4.1秒の差をつけて勝利した。エバンスはレースの大半で2番手を走行し、バードの背後を守っていた。
バードがアタックモードを起動する際も、同タイミングでエバンスもアタックモードを使用。3番手を走るキャシディとの間に入り、壁となっていた。
エバンスはレース終盤にウォールと接触。サスペンションにダメージを負い、上位戦線から離脱してしまったが、バッテリーをマネジメントしながら首位を走行していたバードは危なげなくトップでチェッカーを受けたのだ。
この日はサッカーのユーロ2020の決勝戦が行なわれ、イングランドがイタリアと対戦するとあって、レース後バードはイングランド代表のシャツを着こむと、エバンスをイングランド代表のミッドフィルダーであるジャック・グリーリッシュ、自身をフォワードのハリー・ケインに例えて称賛した。
「彼は僕のジャック・グリーリッシュであり、僕をうまくバックアップしてくれた。僕はハリー・ケインのように、ただゴールを決めるだけだった」
バードは前日の第10戦についても振り返り、フリー走行でのクラッシュでダメージを負ったマシンを修復し、予選に間に合わせたチームにも感謝を述べた。
「昨日はマシンを台無しにしてしまった。どうしようもなくて、スペアタブを引っ張り出さなくてはいけなかったんだ」
「予選では残り6秒のところで、彼らが準備を整えてくれた。残り6秒だよ。セットアップもできていなかったけど、おかげでグリッドにつくことができた」
「日曜日(第11戦)は文字通り完璧な1日だった。ファステストラップが獲れなかっただけだ」
「グループ予選をトップで抜けて、ポールポジションを獲得し、全ラップをリードして勝利した。完璧な1日だった」
バードはメキシコのプエブラで行なわれた前回ラウンドでは2レースで無得点に終わったが、今回の勝利でポイントリーダーに浮上した。
ランキングが上がったことについて、バードは次のように語った。
「復活というほどのモノじゃない。1年を通して実際のレースペースを見てみると、そのことがよく分かる。とても強力なんだ」
「ただ、いくつかの理由で予選がうまくいかなかった。もしもっと予選がうまくいっていれば、良い成績を残せたはずだが、そうはなっていなかった。つまり予選で上位につけることができれば、レースでも上位に入れるということだ」
なお、ユーロ2020はPK戦の末イタリアが勝利。バードにとって、この日”2勝目”とはならなかった。
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