日産パワートレイン使うマクラーレンのバード、進歩実感も「毎回勝利を狙えるのは2、3チームだけ」
マクラーレンのサム・バードは、日産パワートレインの進歩を確信しつつも、ジャガーやポルシェに匹敵するにはまだ一歩及ばないと考えている。
マクラーレンのサム・バードは、フォーミュラE第4戦サンパウロE-Prixで優勝。日産のパワートレインを含め進歩を実感しているが、まだ常に優勝争いができるほどではないと語った。
サンパウロでは、最終ラップに見事なオーバーテイクを決めて久々の優勝を果たしたバード。ただ、東京E-Prixでそれを再現するのは簡単ではないと考えている。
「どこかの時点で表彰台獲得を期待していたし、それが目標だった。でも今季勝てるとは思わなかった」
バードはそうmotorsport.comの取材に応えた。
「毎週末、自分たちがこのレースに勝てる、あのレースに勝てると考えることはできない。このパドックで毎週末そう公言できるのは、おそらく2、3チームしかないだろう」
この2、3チームにはポイントリーダーのニック・キャシディがいるジャガーやポルシェなどが含まれるはずだ。
昨シーズン、日産とそのパワートレインを使うマクラーレンはそうしたライバルを相手に予選で時折速さを見せつつも、レースでは後退してしまうことも多かった印象だが、バードは問題を解決する”銀の弾丸”はないとしながらも、日産とチームが正しい方向に向かっていると考えている。
「いい進歩を遂げていると思うよ。(パワートレイン・サプライヤーである)日産と協力して、できるところから少しずつ速さを見つけようとここ6〜7ヵ月素晴らしい仕事をしている」
「けれど、銀の弾丸はないんだ。結果は良くなってきていると思うけど、毎戦勝利を争うことができるわけじゃない。でも正しい方向に向かっているよ」
「レースペースはどんどん強くなってきている。ハードワークのおかげだ。これまでの進歩には満足しているよ」
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