フォーミュラE

フォーミュラE、次期型マシンGen4では「バトル性能が最優先」ドライバーからは1000馬力マシン所望の声?

フォーミュラEの共同創設者であるアルベルト・ロンゴは、来るGen4マシンではパフォーマンスとコストのバランスを取る必要があり、バトル性能が「最優先事項」だと語っている。

Stefan Mackley

Stefan Mackley

公開日時: 2023/08/31 9:02

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Sacha Fenestraz, Nissan

 昨シーズン(シーズン9)からGen3マシンを導入したフォーミュラEは、早くも2026-2027年シーズン(シーズン13)から投入されるGen4に向けて動き出している。

 そうした中でシリーズの共同創設者であるアルベルト・ロンゴは、次期型マシンではパフォーマンスとコストのバランスを取りつつも、バトル性能を“最優先事項”として取り扱う必要があると語っている。

 フォーミュラEは6月にGen4のバッテリー/シャシー供給契約に関して門戸を開き、8月31日にはその入札プロセスが締め切りを迎える予定となっている。

 Gen4の草案では、ピーク時の出力が現行マシンの約2倍となる600kW(815PS)まで引き上げられるとされている。空力性能もより重要視され、ハイダウンフォース仕様とローダウンフォース仕様が設定されることとなる。Gen4では全幅が100mm増え、車重が76kg重くなると予想されている。

 そして、空力パッケージの選択やパワーユニットの出力設定を300kWにするのか、それとも600kWとするのかなど、レースシナリオを4つ用意することでチャンピオンシップにさらなるドラマを創り出すことが検討されている。

「コストと技術進化のバランスが全てだと思う」

 ロンゴはmotorsport.comに対してそう語った。

「モータースポーツの1ファンとして、私はバトルが繰り広げられるのを見たい。スピード以上に、それが我々にとっての最優先事項だ」

Antonio Felix da Costa, Porsche

Antonio Felix da Costa, Porsche

Photo by: Andreas Beil

「チーム間、ドライバー間のバトルを担保できれば、シーズン終盤には3〜5人のドライバーがチャンピオン候補となる可能性が生まれる。よりパワフルなマシンを手に入れることにも興味があるし、テクノロジーが我々の急速な成長を可能にしてくれる」

「Gen1からGen2への移行では大きな変化があったし、Gen2からGen3でも大きな変化があった。Gen3時代の中盤で予定している進化も大きなモノとなるだろう。Gen4ではさらなる進化を続けるつもりだ」

「テクノロジーの進化によって、元々多くの障壁があった領域でより速く、より長く走れることをアピールすることが重要なのは間違いない」

 フォーミュラEは2024-2025年(シーズン11)からGen3.5を導入予定であり、実質的な現行モデルのアップデート版が使用されることになる。

 シーズン13からのGen4導入に向けて、FIAは今年の10月19日に供給契約を結ぶ企業を決定する予定となっている。

2014-2015年年に始まったフォーミュラEも来季で10シーズン目を迎える。

2014-2015年年に始まったフォーミュラEも来季で10シーズン目を迎える。

Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images

 なお、2016-2017年(シーズン3)のシリーズ王者であり現在はマヒンドラから参戦するルーカス・ディ・グラッシは、Gen4ではさらなるマシン開発を推し進めるべきだと考えている。

「フォーミュラEのマシンは、地球上で最も加速の速いレーシングカーでなくてはいけないと思うし、パフォーマンスが重要だと思う」

 ディ・グラッシはmotorsport.comにそう語る。

「僕らはEV技術において、多くのパフォーマンスを発揮できる段階にある」

「Gen3で既にフォーミュラEは選手権としての成熟期を迎えたが、Gen4ではさらにそれを向上させていくことができる」

「また一般の人たちから見れば『1000馬力のマシンには乗れない』という尊敬の念も生まれる」

「戦闘機みたいなモノだ。非常に大きな力が身体にかかり、何時間ものトレーニングが必要になる」

「普通の人がフォーミュラEのマシンを運転できないという訳じゃない。運転はできるけど、僕らと同じレベルに近づくこともできないくらいだ」

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 日産、フォーミュラE来季ラインナップを発表……フェネストラズは残留。ローランドが3年ぶりにカムバック

次の記事 アンドレ・ロッテラー、26年の“フォーミュラ”キャリアに終止符。フォーミュラEを離れWEC専念を発表

More from

Stefan Mackley



フォーミュラEに導入されたピットブースト、ドライバーたちの評価は? 市販電気自動車の急速充電にも活かせる夢の技術

フォーミュラE

フォーミュラE

ジェッダE-Prix:レース1

2025/02/16

フォーミュラEに導入されたピットブースト、ドライバーたちの評価は? 市販電気自動車の急速充電にも活かせる夢の技術



芸能人の皆さん、フォーミュラEに乗ってちょうだい。型破りなPR戦略を見せる理由をCEOに訊く「人気拡大にエンタメ化は重要」

フォーミュラE

フォーミュラE 2025/02/03

芸能人の皆さん、フォーミュラEに乗ってちょうだい。型破りなPR戦略を見せる理由をCEOに訊く「人気拡大にエンタメ化は重要」



ベッカム息子が! アグエロが! 世界のセレブリティがフォーミュラEマシンをドライブする驚きのイベントが始動……ファン拡大に繋げる狙い

フォーミュラE

フォーミュラE 2025/01/31

ベッカム息子が! アグエロが! 世界のセレブリティがフォーミュラEマシンをドライブする驚きのイベントが始動……ファン拡大に繋げる狙い

最新ニュース



挑戦することを恐れるな! 革新的SF-26を生み出したフェラーリのチーム内文化の変革……バスール代表説明「報われる時も、そうでない時もあるがね」

F1

F1 F1 51 分前

挑戦することを恐れるな! 革新的SF-26を生み出したフェラーリのチーム内文化の変革……バスール代表説明「報われる時も、そうでない時もあるがね」



クアルタラロとヤマハ、関係さらに拗れる? 「2027年向けの開発はしたくない」ピレリタイヤテストの参加拒否が引き金

MotoGP

MGP MotoGP

アラゴンGP

1 時間前

クアルタラロとヤマハ、関係さらに拗れる? 「2027年向けの開発はしたくない」ピレリタイヤテストの参加拒否が引き金



ホンダF1、パワー重視のイタリアGPへ。折原エンジニア「今後の競争力向上につながるよう、さらなる最適化を進める」

F1

F1 F1

イタリアGP

1 時間前

ホンダF1、パワー重視のイタリアGPへ。折原エンジニア「今後の競争力向上につながるよう、さらなる最適化を進める」



F1最多王者ハミルトン、憧れのクルマ『フェラーリF40』ついに入手! 「僕だけのF40。本当に夢がかなった瞬間だ」

F1

F1 F1

イタリアGP

2 時間前

F1最多王者ハミルトン、憧れのクルマ『フェラーリF40』ついに入手! 「僕だけのF40。本当に夢がかなった瞬間だ」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録