ニューヨークePrixの”荒れた路面”は魅力的? ダ・コスタ「路面の再舗装は、コースの魅力を無くしてしまう」
DSテチータのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、ニューヨークePrixが開催されるストリート・サーキットの荒れた路面を擁護し、再舗装されたサーキットが失ってしまった魅力があると語った。
Track view of the Brooklyn circuit
Simon Galloway / Motorsport Images
フォーミュラEは第10戦、第11戦として7月10~11日にニューヨークのレッドフック地区のストリートサーキットでレースを行なうが、コーナーのエイペックスにはマンホールの蓋や排水溝があり、ところどころコンクリートが崩れているなど、かなり荒れた路面コンディションのコースとなっている。
また2018-19年シーズンの最終戦として行なわれた前回のレースで施されたペイントや、タイヤの跡も残っているようだ。
こうした特徴がコースの魅力を低下させているのではないかと訊かれた、昨季王者アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(DSテチータ)は、サーキットを擁護する姿勢を見せた。
「僕はそれが大好きだよ。このサーキットにはたくさんの不確定要素があって、それがレースを難しくしている」
そうダ・コスタはmotorsport.comに語った。
「唯一の問題はグループ1(グループ予選で最初に走ること)だ。グループ1になると、あらゆることが悪化してしまう」
「でも、文句を言っても仕方がない。ネガティブなエネルギーや考えは何の役にも立たないんだ」
ダ・コスタは、一部のサーキットは路面を再舗装することにより魅力を失ってしまったと主張。ニューヨークのサーキットは、そうした魅力を保持していると語った。
「ブダペストやレッドブル・リンクのようなサーキットは、個性的なサーキットだけど、今ではすっかり(魅力が)失われてしまった」
「かつてのブダペストは、バンプがあり、コース上にクラックがあり、ターマックの種類が違う場所があるサーキットだった。今では、まるでコンピューターゲームのようだ。だから僕は、このような個性的な場所に戻ってくるのが好きなんだ」
ジャガーのミッチ・エバンスもダ・コスタと同様、グリップレッベルが一定ではないコースを支持しているという。
「コースはより個性的になった。それはまさに僕たちが望んでいたモノだ。それこそがストリートトラックだ」
「穴やバンプがあればあるほど、マシンが底突きすればするほど、僕たち次第になるんだ。フォーミュラEのクルマは、ストリートトラック用にデザインされているんだ」
「僕は何か障害があるコースが大好きだ。簡単なコースは望んでいない。グリップレベルが全く違うコーナーが良いんだ。僕はチャレンジを楽しむよ」
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