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ダ・コスタ、バレンシアの”茶番劇”に泣く「自分にはどうしようもできなかった」とFIAに反論

DSテチータのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、大混乱のレースとなったフォーミュラE第5戦バレンシアePrixの結果について、自分にはどうにもできなかったと語った。

Antonio Felix Da Costa, DS Techeetah, DS E-Tense FE21, Nyck de Vries, Mercedes-Benz EQ, EQ Silver Arrow 02

Antonio Felix Da Costa, DS Techeetah, DS E-Tense FE21, Nyck de Vries, Mercedes-Benz EQ, EQ Silver Arrow 02

Sam Bagnall / Motorsport Images

 フォーミュラEの第5戦バレンシアePrixは、大波乱という言葉では言い表すことが出来ないほど、カオスなレースとなった。ウエットコンディションの中、セーフティカー(SC)先導でのスタートを含めると計5度SCが出動。最後はエネルギーが残り少なくなった各車が、ペースを落としてフィニッシュを目指した。最終的に完走わずか9台、エネルギーの使いすぎで5台が失格となる前代未聞のレースとなった。

 現在、フォーミュラEではSC出動中の走行時間に応じて、レース中に使えるエネルギーの総量が減らされることになっている。今回のレースでは、通常は52kWh使えるエネルギー上限が、33kWhまで減らされることになった。

 最後のSCが解除され、先頭を走っていたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(DSテチータ)はレース残り時間15秒というタイミングでコントロールラインを越えた。フォーミュラEのレースは45分+1周と規定されているため、レース残りは2周。SC走行分のエネルギーが差し引かれた結果、各車はエネルギー残り数%という状態でフィニッシュを目指すことになったのだ。

 FIAのフォーミュラE担当ディレクターであるフレデリック・ベルトランはメディアに対し、先頭を走っていたダ・コスタには、減速して残り時間がゼロになるまで待ってからコントロールラインを越えるという選択肢があったと指摘。残り2周のレースになったことで、他のドライバーのレースを困難にしたと述べた。

 しかし各チームは、最後のSCで5kWhのエネルギーが削られたこと、失ったエネルギーを回復するためには残り周回数が足りなかったことが混乱の原因であり、ダ・コスタには責任がないと考えている。

 ダ・コスタは自身のソーシャルメディアで、ベルトランの主張の正当性を全面的に否定した。

「申し訳ないけど、FIAの主張は受け入れられない」

「SC下でさらにスピードを落としたら、多くのチームが僕に抗議したはずだ。それに僕がもっと遅く走れば、みんなはより多くのエネルギーを消費することになっただろう」

「今回、みんなを救うことができたのはFIAだけなんだ」

 ダ・コスタは、普段ストリートコースでレースをしているフォーミュラEが久々に常設コースを走ったことから、バレンシアePrixはシリーズにとって重要なイベントだったと指摘。そんなレースでドタバタ劇を演じたことから、自分たちは”笑い者”になってしまったと語った。

「いちモータースポーツファンとして、今日はフォーミュラEにとって重要な日だった。なぜなら、僕たちが常設サーキットでレースをしたからだ」

「僕たちは新たな視聴者を惹き付けることができたはずだ。フォーミュラEに納得していない人たちに、じっくり見てもらう機会になったはずだ」

「今回のレースはフォーミュラEの本質ではない。僕たちが伝えたいイメージとは違うんだ。僕たちは今週、笑い者になるだろうね。僕たちにとって素晴らしい日にはならなかった。ファンのみんなには申し訳ないと思っている」

「ドライバーとしても、今回の一件はとても痛い。できることはあまりなかったんだ。理論的には、僕は0.1%だけ多くエネルギーをつかったから失格になったんだ」

「チームのみんなも傷ついているし、落ち込んでいる。みんな打ちひしがれている。信じられないし悲しい」

 ダ・コスタはポールポジションからレースをスタートし、ファイナルラップまで首位を譲らなかった。しかし、レースエンジニアからエネルギーをセーブしなければいけないという連絡を受けた時のことを振り返り、motorsport.comに次のように語った。

「出力を減らすよう連絡を受けたけど、僕は『本当にいいのか?』と思った」

「それを聞いた時、間違っていると思ったんだ。でも彼らは『Yeah』と答えた。それだけだ」

「全て順調だったし、レースに勝てるかもしれないという状況だった。それから今夜は家に帰れないという状態になってしまった」

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