ダ・コスタ、東京E-Prix最終周の攻防に不満「アレがペナルティじゃないなんて……」
ポルシェのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、東京E-Prix最終周に見せたオリバー・ローランド(日産)のディフェンスとFIAの対応に不満を持っているようだ。
ポルシェのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、初開催となったフォーミュラE東京E-Prixの最終周で見せたオリバー・ローランド(日産)のディフェンスにペナルティが科せられなかったことに納得できていないようだ。
ダ・コスタは8番グリッドから順調にポジションを上げ、ファイナルラップに入った時点で3番手につけていた。前を走るのは、チームのホームレースをポールポジションからスタートしたローランドだった。
ダ・コスタはターン15に向けてアウト側からローランドに並びかけていったが、ウォールとローランドのマシンに挟まれそうになり、ブレーキを踏まなければならなかったという。
この動きについて、ローランドとの接触はなかったものの、ダ・コスタはスチュワードによる調査が必要だったと主張した。
「長年レースをしてきて、誰かの外側を回ることのリスクは分かっている。でも誰かを壁においやるようなことはしてはいけない。もし僕がブレーキを踏んでいなければ、壁にぶつかっていた」
そうダ・コスタは英Autosportに語った。
「あれがOKなのかどうか、FIAから知る必要がある。OKなら僕もそういうふうにレースをするからね。でも、それがOKな日もそうじゃない日もあるんだ」
「100%並んでいたんだ。僕のフロントホイールは彼のフロントホイールと並んでいたのに、彼は僕を完全にウォールに押し付けた」
「僕はちょっとがっかりしているよ。FIAはいつも、結果に対してペナルティを科すわけではないと言うけれど、僕がウォールにヒットしていたら、その瞬間オリバーにペナルティを科すんだ」
「だから、FIAが彼にペナルティを科すためには、僕がウォールにぶつかる必要があるように感じる」
この攻防で失速したダ・コスタは、ポジションを守るどころかジェイク・デニス(アンドレッティ)に抜かれ、表彰台を逃す結果となった。
ダ・コスタは、もしローランドの前に出れていれば、首位のマキシミリアン・ギュンター(マセラティ)をとらえ、優勝を狙える可能性もあったと考えている。
「彼らはエネルギーをマネジメントしていた。僕は少しエネルギーの面でアドバンテージがあったと思う」
「ポルシェのパワートレインはいつも通り超効率的だった。(勝てたかどうかは)誰にもわからないけど、僕は間違いなくトライしていたはずだ」
「悔しいけれど、一方でサンパウロとここでのレースはいいペースだったと思う。サンパウロでは6位でフィニッシュし、今回は4位だが、表彰台は手にできたはずだ。残りのシーズンに向けて望んでいたような勢いがつき始めているんだ」
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