マシンが乗っても大丈夫! デ・フリーズ、ヘイローの存在に感謝「あれがなかったらペシャンコだった」
フォーミュラEの第15戦ソウルePrixでクラッシュしたニック・デ・フリーズは、保護デバイスのHalo(ヘイロー)がなければ、自身はさらに“ぺしゃんこ”になっていただろうとデバイスを褒め称えている。
写真:: Carl Bingham / Motorsport Images
2021−2022シーズンのフォーミュラE第15戦ソウルePrixの決勝レースで、ニック・デ・フリーズ(メルセデス)はクラッシュを喫した。怪我などはなく無事だったデ・フリーズは保護デバイスのHalo(ヘイロー)を褒め称えている。
第15戦では濡れた路面で決勝レースが行なわれることになったが、1周目から8台が絡むマルチクラッシュが発生。レースは赤旗でしばらく中断となった。
クラッシュはターン20から21の複合コーナーで発生した。多くのドライバーがこのコーナーを曲がりきれずにウォールへクラッシュすることになったが、デ・フリーズは先にクラッシュしていたセバスチャン・ブエミ(日産・e.dams)のマシン後方から突っ込むと、そのままブエミ車の下に潜り込む形で停止。ブエミのマシンが完全に“乗っかる”形となってしまった。
ヘイローの存在もあり、デ・フリーズは無事にマシンから生還しているが、クラッシュ当時の状況を振り返ると彼はヘイローの存在に感謝の言葉を述べた。
「ヘイローがあってよかったし、神に感謝だ。実際よりも怖く見えたと思う」
「実際のところ、(クラッシュは)結構遅い速度だった。映像を見るとかなりスローモーションのようにも見えた。トリッキーなコンディションで、視界も乏しかったんだ」
「どんな感じかは分かるかもしれないけど、周りのクルマをみてブレーキングポイントを判断するんだ」
「他のドライバーを責めるつもりはないよ。言うまでもなくこれは僕の責任だ。でも他の人達もそれに巻き込まれただけだと思う。シンプルな話だ」
「ターン20でラインを外れるとグリップはゼロになってしまって、そこでマンホールを踏んでしまう」
「みんなブレーキングが少し遅れていたと思う。そして残念だけど、それでレースを終えるには十分だった」
なおGen2世代のフォーミュラEマシンが前のマシンの下に滑り込みやすいのではないかという質問に、デ・フリーズは同意しつつもマシン設計を批判することはなく、ヘイローがあることに満足していると語った。
「誰を裁くっていうんだ? 僕は設計グループのメンバーでもないし、デザイナーと協力してそうしたことを決める人でもないんだ」
「ヘイローが無ければ、僕はもっとペシャンコになっていただろう……それは確かだ。結構危なかったからね。だから泣くんじゃなく、喜ぼうよ」
「幸運にも僕らにはヘイローがあって、僕を救ってくれた。そういった(滑り込みやすい)ことには同意するけど、互いにレッテルを貼るのはちょっと安易すぎるだろう」
「それで、繰り返しになるけど、僕は何を判断すれば良いんだ?」
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