フォーミュラE Rome ePrix II

デニス、ジャガーパワートレイン勢に白旗「エバンスやキャシディに勝つのは不可能だった」

アンドレッティのジェイク・デニスは、フォーミュラE第13戦ローマePrixでたとえ正しい戦略を採っていたとしても、ジャガーのミッチ・エバンスに勝つのは不可能だったと考えている。

Jake Dennis, Andretti Autosport, Porsche 99 X Electric Gen3, Mitch Evans, Jaguar Racing, Jaguar I-TYPE 6

 フォーミュラE第13戦ローマePrixを4位で終えたジェイク・デニス(アンドレッティ)は、たとえ最適な戦略を採っていたとしても、優勝したミッチ・エバンス(ジャガー)を打ち負かすことは不可能だったと語った。

 ポイントリーダーとしてこのレースに臨んだデニスは、スタート直後から積極的に前を狙い、7番グリッドから一気に表彰台を狙える位置まで浮上した。

 その後、サム・バード(ジャガー)のスピンをきっかけに起こった多重クラッシュでレースは赤旗中断となるが、デニスはなんとかバードのマシンを避け、4番手でリスタートを迎えた。

 レース再開後はスローペースの展開となる中、デニスは14周目のターン3でエバンスの前に出ると、15周目のターン8でサッシャ・フェネストラズ(日産)を交わしてトップに浮上。数周にわたってレースをリードした。

 しかし、セーフティカーの出動などにより2周のアディショナルラップを加えた計27周のレースになったことが、デニス陣営にとって誤算だった。想定よりもレースが1周長くなったため、エネルギーセーブを強いられたデニスはペースダウン。最終的にデニスはエバンスやタイトルを争うニック・キャシディ(エンヴィジョン・レーシング)だけでなく、マキシミリアン・ギュンター(マセラティ)にも抜かれ、4位でチェッカーを受けた。

 今季は序盤ポルシェと、ポルシェからパワートレインの供給を受けるアンドレッティがレースで強さを見せたが、エネルギーマネジメントが重要となるレースではジャガー勢が圧倒的なパフォーマンスを発揮しており、今回もその差が如実に現れた形だ。

「他のみんなと比べて、僕たちが立てた(エネルギーマネジメントの)ターゲットは良くなかったみたいだ。僕は今なら、このターゲットならレースに勝てるというタイミングでトップに立ったんだ」

「その後、彼ら(チーム)からプラス1周と伝えられて、僕のターゲットはとても低くなった。(勝利に向けて)戦うチャンスはなかったんだ」

「僕たちは3位を失っただけだ。もしスタートからラップカウントが正しかったとしても、ミッチや2位のニック(キャシディ/エンヴィジョン・レーシング)には勝てるわけがなかった。純粋なペースでも、彼らが僕を打ち負かしただろう」

「でも僕たちの実力を十分に発揮できたら、ギュンターには勝てただろう。だから3ポイントを失ったのが残念だ」

「僕のペースダウンは激しかったけど、後ろに追いつかれるまでにかなりエネルギーを節約できた。だから追いつかれた時には、僕のターゲットはかなり高いところにあったんだ」

 デニスは純粋なペースではジャガーと、ジャガーのパワートレインを使うエンヴィジョン・レーシングには敵わないと考えている。

 第13戦とのダブルヘッダーとして翌日に行なわれる第14戦でエバンスとキャシディに勝てるかと聞かれ、デニスは次のように答えた。

「正直なところ、ノーだ」

「マシンの根本的な部分を変更する必要がある。ホモロゲーションの関係でそれはできないけどね。だから、明日のレースが普通のものであれば、ミッチとジャガー勢には勝てないだろう」

「言うまでもなく、あらゆることが起こりうる。僕のクルマはハンドリングが良い。ただ、いろいろな要因でグリップが彼らに比べて不足しているんだ」

「こことロンドンでの最終戦は難しいレースになるだろう。彼らは別レベルにいるはずだ」

「残り3レースは、できる限りのことをやってポイントを獲得する必要がある」

 

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