フォーミュラEの可能性を信じるディ・グラッシ「F1は”まだ”重要だが……」

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フォーミュラEの可能性を信じるディ・グラッシ「F1は”まだ”重要だが……」
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2019/01/26 9:01

ルーカス・ディ・グラッシは、アウディが”F1よりも多くの利益”をフォーミュラEから得ていると語った。

 フォーミュラEのシーズン3王者であるルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)は、アウディがフォーミュラEから多くの利益を得ていると主張している。

 レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、レッドブルは純粋なレース主義者であり、フォーミュラE参戦に興味を持っていないとコメント。さらには、フォーミュラEは自動車業界にとって”ディーゼル・スキャンダル”から気を逸らすための言い訳に過ぎないと評し、フォーミュラEを批判した。

 しかしディ・グラッシは、マルコの主張に反論。フォーミュラEへの関わりを強めているアウディにとって、フォーミュラEは技術開発の場として非常に魅力的だと、motorsport.comに述べた。

「アウディは、F1に参戦するよりも多くのものを、フォーミュラEで得ている」

「実際のところ、将来的にアウディの車は全て、電気自動車になるだろう。だから僕たちは、障害になるのがどういったファクターなのか、最も優秀な材料は何なのか、エンジンをコントロールするソフトウェア開発はどうすればいいのかを理解する必要がある」

「電気自動車に関する開発は、今後使われるものだ」

「内燃エンジンがどういう風に機能するのかは、すでに分かっている。電気自動車を高速で走らせる方法を発見する方が興味深いんだ」

「それこそが、僕たちがフォーミュラEに参戦している理由だ。アウディだけでなく、他のみんなもそうだ。だから、これはF1よりもはるかに商業的な開発に繋がるんだ」

 ディ・グラッシは、マルコの言う純粋主義者という説明にも疑問を投げかけた。

「ドクター・マルコは、自分たちがレース純粋主義者だと言っていた。でも僕からしてみれば、その主張は少し間違っていると思う。なぜなら、それは人によって大きく意味が違うからだ」

「その考えは、正確にはどんな考え方なんだろう? マシンの代わりに馬を使ったレースのことなんだろうか?」

「彼が本物の、純粋なレーシング主義者ならば、競馬を守るべきだ。あるいは今のF1のようにハイブリッドシステムを使うのではなく、内燃機関だけを使ったレースをすべきだ」

「それか、パドルシフトではなくて完全なマニュアルギヤボックスのマシンを使ったり……議論の余地がある」

「つまりは、彼の個人的な意見なんだ。『見てくれ、私はフォーミュラEで戦いたくはない。私は歳をとり過ぎていて、F1で内燃機関を使ったレースがしたいんだ』とね」

「F1はまだ、モータースポーツの世界で最も重要なカテゴリーだ。誰もそれを否定することはできない。でも、マニュファクチャラーにとっての未来は、電気なんだ」

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この記事について

シリーズ フォーミュラE
ドライバー ルーカス ディ・グラッシ
執筆者 Gabriel Lima