【FE】ドラゴン、レース中の接触に関しチーム内で議論
ドラゴンのダンブロジオとデュバルがレース中に接触した件に関して、チーム内でも意見が二手に分かれている。






ファラデーフューチャー・ドラゴン・レーシングのロイック・デュバルとジェローム・ダンブロジオは、ブエノスアイレスePrixのレース終盤、チームメイト同士にもかかわらず接触してしまった。これについて、両者の言い分は大きく異なっている。
デュバルとダンブロジオはレース終盤、6番手を争っていた。そのバトルの最中に、デュバルがイン側のラインを閉じた際、ダンブロジオとわずかに接触してしまった。
レース後すぐにダンブロジオと、デュバルのレースエンジニアであるファブリス・ルーセルの間で話し合いが行われた。両者は怒りを露わにし、特にダンブロジオがこの激しいバトルに対して憤慨しているのは明らかだった。
「僕は残り2周の時点で6番手を走っていた。8位でレースを終える理由なんてなかった」とダンブロジオは話した。
「残り5周となってからは、このまま落ち着いてレースを終えようとエンジニアたちと無線で話していた」
「彼らはロイックにも同じことを言っていた。だからあの時、全てのことが狂っていった。それと同時にとても残念だった。誤解だろうがなんだろうが、理解できない」
一方、14番手スタートから順位を上げ、昨年のバターシーパーク以来のベストリザルトとなる6位でレースを終えたデュバルは、今回の件は強引だったがフェアなものだと主張した。
「第2スティントの初めに、ジェロームの方が自分よりもエネルギーを残していたと聞いた。だから、最初のスティントよりも少ないエネルギーで1周を走らなければならなかった」
「ご覧のとおり、僕たちはバトルをしていた。でもレースの大半で、僕は礼儀正しかった。今週末はとてもコンペティティブな位置につけていたけど、僕が使えるエネルギーはそれほど多くなかったから、僕はバトルをした」
「常にスペースは残しているけど、それでもオーバーテイクは簡単ではない。エネルギーを同じレベルに戻すことができたから、最後に仕掛けることができた」
ドラゴン・レーシングの代表であるジェイ・ペンスキーはmotorsport.comに対し、チームにはチームメイトに対してもクリーンでハードなレースをする決まりがあると話した。
「もしチームメイトをオーバーテイクするときにアグレッシブになりすぎたとしたら、その後のレースが台無しになる」
「ジェロームは6位を目指していたので、いらいらしていた。彼はレーサーだし、最終的にふたつも順位を落としてしまってがっかりしていた」
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この記事について
シリーズ | フォーミュラE |
イベント | ブエノスアイレスePrix |
ロケーション | プエルト・マデロ市街地 |
ドライバー | ジェローム ダンブロジオ , ロイック デュバル |
チーム | ドラゴン・レーシング |
執筆者 | Sam Smith |