【FE】ルノー・e.ダムス、モントリオールを模したコースでテスト実施
ルノー・e.ダムスは、今週末の最終戦モントリオールに向けて、フランスでプライベートテストを行ったことを明らかにした。









motorsport.comでは、ルノー・e.ダムスがパリ近郊のドルーの設備を借りて2.7kmのモントリオールのコースを再現し、とりわけ今週末の最終戦に向けて、新しいビークルダイナミックとソフトウェアの開発を試みていたという情報を掴んだ。
セバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)はmotorsport.comに対し、「良いテストができた。過去にもよくテストをしていたので、最終戦の前に行うテストは役に立つものだ」と話した。
「モントリオールには良いモノを持っていくつもりだし、懸命に作業してきた。ここ数カ月、チームは残業もしてきた。昨年ロンドンでアップデートを投入し、大きなアドバンテージを得ようとした時のようになると思う」
ブエミは、ニュルブルクリンクで行われたWEC(世界耐久選手権)との日程衝突によって前戦ニューヨークePrixを欠場している。そのWECでは、トラブルにより4位でレースを終えた。
一方ニューヨークePrixでは、欠場したブエミに変わってピエール・ガスリーがレースに出場したが、彼はレース2で3番手を争っていた際にニック・ハイドフェルド(マヒンドラ)と接触しており、ブエミにとっては不安要素が増えてしまった。
「マシンにそれほど大きなダメージはなかったし、簡単に修復できた。でも接触した時は、全てが接触の前の状態に戻るかどうかはわからなかった」とブエミは話した。
「チームは慎重に調査して、良い仕事をしてくれた。金曜日のシェイクダウンで最終的な分析を行うことになっているけど、おそらくOKだと思う」
ディ・グラッシは大きなチャンスを逃した
ブエミとタイトル争いのライバルであるルーカス・ディ・グラッシ(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)とのポイント差は10ポイントまで縮まったが、それでもブエミは、ディ・グラッシはチャンピオンシップのリードを奪うための大きな機会を逃したと話した。
「ディ・グラッシがフォーミュラEで何回ポディウムを獲得してきたのかということを考えると、2戦連続で彼がポディウムを獲得できなかったということは、僕にとって助けになる」
「本当にチャンピオンシップを失ったのかと思ったけど、僕たちにはまだモントリオールでチャンスがあるようだ」
「優勝するドライバーの数も増えており、チャンピオンシップはますますコンペティティブになっている」
「もしモントリオールで物事がうまく進めば、僕たちにとって良い状況になるだろう。僕はアプローチを変えるつもりはない。ミスをする可能性もあるかもしれないからね」
「僕は通常通りに自分の仕事をする。フォーミュラEではいつものように一貫性を持つことが重要なんだ。面白い週末になるだろう」
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この記事について
シリーズ | フォーミュラE |
イベント | モントリオールePrix |
ドライバー | セバスチャン ブエミ |
チーム | DAMS |
執筆者 | Sam Smith |