【FE】未来的な次世代マシン目指すFE。”伝統のF1デザイン”必要なし?

現FE王者のルーカス・ディ・グラッシは、フォーミュラEがF1のような伝統的なシングルシーターのデザインから脱却することが重要だと語った。

 フォーミュラEは2018/19年のシーズン5から、全く新しいマシンを投入する予定であり、FIAのジャン・トッド会長によると、マシンの見た目に”誰もが驚く”という。

 マシンを開発しているスパーク・レーシング・テクノロジーズが今年の2月に発表した初期のコンセプトイメージと、最終版のデザインは大きく異なっているようだ。

 フォーミュラEの現在のデザインは、2014年から始まった新しいシリーズを親しみやすく感じてもらうために、F1マシンに近い見た目にするという発想のもとで作られたものだ。

 しかしながら、シーズン3のチャンピオンに輝いたルーカス・ディ・グラッシは、フォーミュラEが将来、伝統的なシングルシーターのデザインから脱却することを恐れる理由はないと主張した。

「モノコックをクローズドにしてドライバーを守ることは、マシンをオープンホイールでなくすことにはならない」とディ・グラッシはmotorsport.comに語った。

「実際には、ホイールを覆った方がはるかに効率的だし、マシンの見た目も未来的だ」

「内燃機関を持つマシンでは想像もできないようなコンセプトやデザインが、電動マシンでは可能だ。僕から見てそこが重要なポイントで、現世代の(フォーミュラE)マシンで達成できなかったところだと思う」

「ディフューザーとバッテリーを一体化して、マシンの下を通る高速の気流でバッテリーを冷却したり、ホイールの内側にモーターを搭載したり、あらゆるアイデアが可能だ」

「重要なのは古いアイデアを複製することではない。このシリーズは、新しい技術を使った、完全に未来的なものを生み出すことができるシリーズなんだ」

「現世代のマシンは、ある程度妥協をしなければならなかったことは完全に理解している。だけど、将来的にはそうじゃない」

”全く違ったマシン”になる

 現世代マシンのサプライヤーであるスパークが、シーズン5のマシンの開発も担当しているが、シーズン3最終戦のモントリオールePrixの際に、フォーミュラEのパートナーたちに最新マシンの情報が一部公開されたようだ。

 そのマシンの見た目は、特にマシンのリヤ部分が伝統的なシングルシーターマシンとは大きく異なっているという。また、F1が2018年に導入する予定の”ハロ”も搭載される予定だ。

 このマシンは10月に非公式テストが実施された後、2018年初頭に各マニュファクチャラーに1台ずつ、テスト用にマシンが供給される予定だ。

 ディ・グラッシはシーズン5のマシンについて、「マシンは大きく変わるだろう。すごくかっこよく見えると思う」と語った。

「(レースを良いものにするために)マシンは大きくなるべきではない。同じようなサイズでなければいけない」

「そして今のマシンより、強い構造にしなければならない。そうすれば、僕たちはマシンが触れ合うような距離でもっとレースができる」

「デザインは良いと思うし、あまり空力が干渉しないようになっている。僕たちにはあまり空力は必要ないんだ。マシンは同じなのに、それが1秒速かったとしても誰が気にするんだ?」

「空力パーツは基本的なモノでなければならず、それがレースに干渉しないようにしなければならない。マシンは効率的で強靭で、安全である必要がある」

「彼らがそういったアイデアを思いつき、マシンの見た目がロボレースのマシンのように、F1の固定観念とは違う最新のモノのように見えれば成功だろう」

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シリーズ フォーミュラE
ドライバー ルーカス ディ・グラッシ
記事タイプ 速報ニュース