【FE】未来見据えるフォーミュラE。第5世代マシンに誰もが驚く?

FIAのジャン・トッド会長は、第5シーズンのフォーミュラEマシンが発表される際に、”サプライズ”があると語った。

 フォーミュラEにとって第5シーズンとなる、2018/19年マシンのプログラムは、FIAが先頭に立って進めてきた。FIAが、フォーミュラEマシンのデザインや供給の管理に直接影響を及ぼすのは初めてのことだ。

 先月行われた第3シーズンの最終戦モントリオールePrixの折、FIA会長のジャン・トッドはフォーミュラEにとって重要な、限られたパートナーたちに詳細を明したようだ。しかし、第5シーズンのマシンは、その詳細にも描かれていなかった未来的なデザインをしているという。伝統的なシングルシーターのマシンとは異なっており、特にマシンのリヤ部分は大きく変わっているようだ。第5シーズンに使われるマシンのお披露目は、今年中に行われる予定だ。

 スパーク・レーシング・テクノロジーズが今年2月に発表した、初期のコンセプト(上写真)とも全く異なるとも言われている。

 伝統的なリヤウイングではなく、ベンチュリ構造が設計の一部に取り入れられ、2018年からF1が導入するコックピット保護デバイス、ハロが導入されるとも考えられている。

 トッドはmotorsport.comに次のように語った。

「素晴らしい安全性と技術を備えたシーズン5のマシンには、みんなが驚くことになるだろう」

「大きな変更は、シーズン5からマシンが1人1台になることだ。私は、フォーミュラEがモータースポーツの中で、先見の明があるカテゴリーだと考えている」

 シーズン5のマシンは、今年の10月に非公式でテストが行われ、その後に1台のマシンが、2018年の初めにテストのために各マニュファクチャラーに提供されると予想される。

 マニュファクチャラーには15日間の通常のテストに加えて、シーズン5に向けた準備のため、さらに8日間の時間が与えられると思われる。

2040年以降を見越すフォーミュラE

 最近になってイギリスとフランス政府が純粋な内燃機関を持つ車を、2040年以降禁止するという方針を発表した。トッドは、こう言った状況を踏まえ、フォーミュラEが良好な立場にあると論じている。

「2040年までに、イギリスとフランスはハイブリッドでない車を禁止することになっている」とロッドは語った。

「彼らは、電気自動車の導入を奨励したいのだ。だから、ある意味フォーミュラEは先行しているということになる」

「フォーミュラEはショーであると同時に、走る実験室だ。人々はエンターテイメントを愛しているので、我々はショーとしてそういった感情を抱いてもらえるようにしたい」

 メルセデスがDTMを、ポルシェがWECのLMP1クラスを撤退し、フォーミュラEに力を注ぐと発表したことで、アウディやBMWに加えてドイツの自動車メーカーがフォーミュラEに集結することになった。トッドは、メーカーの間で完全な電動レーシングシリーズがどれほど興味を持ってもらえるかという、当初の懸念は払拭されたと付け加えた。

「我々には、誰が参入してくるかわからなかった」と彼は認めた。

「それはレストランのようなものだ。店を開いて、ベストを尽くしても、誰が来るのかはわからない。フォーミュラEも同じだった」

「我々は新しい選手権を作り、プロモーターとFIAで素晴らしいものにした。そう信じている。そして今や、マニュファクチャラーが参入を争っている。それこそが我々が望んでいたものだ」

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シリーズ フォーミュラE
記事タイプ 速報ニュース