FE次世代マシン"Gen2"、重大な違いを生む2つの出力モードを搭載

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FE次世代マシン
Alex Kalinauckas
執筆: Alex Kalinauckas
2018/04/02 7:43

フォーミュラEマシン"Gen2"は、レース中に使用が義務付けられる出力モードのひとつが最低200kWになるとアガグは示唆している。

 第2世代のフォーミュラEマシン"Gen2"は、レース中に使用が義務付けられる出力モードのひとつが最低200kWになるとフォーミュラEのCEOであるアレハンドロ・アガグは示唆している。

 Gen2は現在使用されているモデルよりもバッテリーの容量が増え、レース中のマシンの乗り換えの必要をなくすことを目指している。

 しかしフォーミュラEとFIAは、ピットストップによるレース戦略の要素を残したいと考え、レース中に2種類の出力モードの使用を義務付けるレギュレーションを考案した。それは世界モータースポーツ評議会で認められた。

 アガグは2種類のエンジンモードについて次のように語った。

「FIAはまだシステムを微調整しており、どのように機能するのかはおいおい明らかにする予定だ。私はひとつのレースモードの出力が200kWになり、その他のモードがそれよりも出力が高くなるとみている」

「我々はそのモードの出力をどのように設定するのか実車でテストしなくてはならないだろう。220kWになる可能性もあるし、250kWになる可能性もある。数値はかなり高くなるとみている。それが重要な違いを生むはずだ」

 レースモードを決定するのにマクラーレン・アプライド・テクノロジーが供給する予定のバッテリーと関係はあるかどうか訊かれると、アガグは次のように答えた。

「マシンの出力を高めて、ある温度までいくと、どれだけのエネルギー密度を発生させることができるのかを我々はかなり理解している」

 現在フォーミュラEは、ファン投票で上位3名のドライバーの乗り換え後の(2台目の)マシンに対し、5秒間追加パワー100kJが与えられるというファンブーストシステムを採用している。それに対しアガグは、今後パフォーマンスレベルを向上させるシステムとして機能することを期待していると語った。

「(2種類の出力モードに対する)さらなるエキストラパワーとなることができるだろう。しかし、繰り返すがまだ詳細は決まっていない」

 またFIAは、今後レース中にファステストラップを計測したドライバーに対しポイントは付与せず、最もエネルギー効率の高かったドライバーに対し、報酬を与えることにするという。

 この動きに対しアガグは次のように語った。

「レースがどのように変化するのかはわからないが、良いコンセプトだと思っている。もっともエネルギーの管理に長けたドライバーに対し、報酬を与えたいと思う。良いイニシアチブと言える。それはおそらく遠隔測定によって計測できるだろう」

「優勝者は多くのポイントを獲得し、最もエネルギー効率が良かったドライバーは1ポイントしか得られないが、このような報酬があるかどうかによって明確な違いがある」

Additional reporting by Stuart Codling

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シリーズ フォーミュラE
執筆者 Alex Kalinauckas
記事タイプ 速報ニュース