フォーミュラE、今季は過去最多の全15レース開催へ? ファン入場にも自信
フォーミュラEは2020−2021シーズンの前半8レースの開催予定を発表済みだが、今後7レースを追加し歴代最多となる全15レース開催を目指しており、さらにファンがイベントに参加できると自信を持っているようだ。
写真:: Sam Bagnall / Motorsport Images
1月28日、フォーミュラEは2020−2021シーズンの改訂版カレンダーを発表。6月上旬までの6ラウンド8レースの日程を明らかにした。後半戦の開催予定は明まだらかとなっていないが、FE側としては歴代最多となる全15レースの実現を目指しているようだ。
公表された改訂版カレンダーでは、2月26日にサウジアラビアのディルイーヤで開幕を迎え、イタリア(ローマ)、スペイン(バレンシア)、モナコ、モロッコ(マラケシュ)、チリ(サンティアゴ)での6ラウンド8レースを開催する予定となっている。
FEの共同創設者でありチーフ・チャンピオンシップ・オフィサーを務めるアルベルト・ロンゴは、今季のレース予定にさらに7レースを追加することを計画していると語った。
「我々には今シーズンに15レースを行なうという非常にアグレッシブかつ楽観的な目標がある」
ロンゴはmotorsport.comの取材に対しそう語った。
FEの1シーズンにおける最多開催数は、これまでのところ2018−2019シーズンの全13レース。仮にロンゴの話すように全15レースの開催となれば、過去最大の規模になる。
「我々の歴史の中でもより多くのレースを届けるシーズンだ。(新型コロナウイルスの)パンデミックの中で非常にチャレンジングなことは想像できるだろう」と、ロンゴは言う。
FEはロンドン、ニューヨーク、ベルリンそして三亜(中国)での開催を目指して話し合いを進めており、さらに初開催となるソウル(韓国)を加えることも検討中だという。
またロンゴは今シーズン、中断などで大きく予定の狂った昨年と同じように、閉幕が9月にずれ込む可能性もあると認めた。
彼は「FEが広い柔軟性を持つ必要があるために、数多くのプランBやCが存在していた」と付け加えている。
実際、第3戦ローマePrixの代替開催地として、常設サーキットのバレルンガがスタンバイしている状況であることが、motorsport.comの調べで判明している。
またロンゴは今シーズンのいくつかのレースでファンを迎え入れることができると自信を持っているようで、公開された改定版スケジュールも、その自信を持てる開催地を選んでいると明かした。
「改訂版カレンダーでは、(マケラシュの復帰など)いくつかサプライズを確認できただろう」と、ロンゴ。
「そうしたサプライズがあったのは、カレンダーに載っていないレースは基本的に(レースを)公開することをまだ許可していなかったからだ」
「カレンダーに載っているレースは我々が公開することに自信を持っているものだ。我々にとってその要素は重要かつ鍵となるモノなんだ」
「当然ながら開催日程が近くなるまでは、それらのイベントを公開するかを確定することはない」
「しかし原則として、彼らは我々の実施する新型コロナウイルスへの対策に全て同意しており、イベントを公開したいと思っている」
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