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フォーミュラE第5戦バレンシアは結局5台が失格に! FIA「最後、残り2周のレースになったのは驚き」

フォーミュラEの第5戦バレンシアePrix決勝レースでは、5台のマシンがエネルギーを使いすぎたとして失格。他にも多くのマシンがエネルギーが足りずに走りきれず、完走わずか9台という結果となった。

The Safety Car Antonio Felix Da Costa, DS Techeetah, DS E-Tense FE21

The Safety Car Antonio Felix Da Costa, DS Techeetah, DS E-Tense FE21

Andrew Ferraro / Motorsport Images

 スペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで行なわれた、フォーミュラEの第5戦バレンシアePrix。ウエットコンディションとなったこのレースは、レース中にコースオフするマシンが多数出ただけでなく、レース終盤に各車がエネルギー残量に苦しみ、完走わずか9台というレースになった。

 レース終盤にはセーフティカー(SC)が出動。この時先頭を走っていたのは、DSテチータのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタだった。

 フォーミュラEの決勝レースは、45分+1周と規定されている。SCが解除された後、ダ・コスタがコントロールラインを超えたのは、45分まであと15秒というところだった。つまり、残り2周のスプリントレースとなったわけだ。

 以前のフォーミュラEでは、SC中はエネルギーを節約することができていた。しかし現在はSCが発生すると、その走行時間に応じてレース中に使うことができるエネルギーの総量が減らされることになっている。その結果今回のレースでは4度、通常は52kWh使えるエネルギー上限が、33kWhまで減らされることになった。

 ダ・コスタが先頭でスタートした、残り2周の”最終スプリントレース”。しかし、各車のエネルギー残量は限界ギリギリであり、最終ラップに入った時には多くのマシンの残りエネルギーが0%台になっていた。これはダ・コスタも例外ではなく、ズルズルと後退せざるをえなかった。

 結局トップチェッカーを受けたのは、メルセデスのニック・デ・フリーズだった。2位には、最後のSC中は15番手だったニコ・ミュラー(ドラゴン)、3位には最後尾からスタートし、レース中に15秒のタイム加算ペナルティを受けていたストフェル・バンドーン(メルセデス)が入るという、大波乱の結果となった。

 結局完走台数は9台。リタイア数10台、ダ・コスタを含む5台が失格となった。

 この最終結果については、最後のSCによるエネルギー削減量が厳しかったこと、そしてその判断が遅かったという理由により、多くのチームから批判が集まっている。

 また一方では、ダ・コスタが最後のリスタートでペースをコントロールすれば、残り1周でのレース再開にできたはずだという意見もある。そうなれば、多くのマシンがエネルギー量は十分だったはずだ。

 FIAでフォーミュラE及び革新的スポーツプロジェクトのディレクターを務めるフレデリック・ベルトランは、今回の件について次のように語っている。

「それがミスだったかどうかは分からない。私は、レース終盤の全体的なアプローチの結果だと思う」

「確かにこの選択(ダ・コスタが45分が経過する15秒前にコントロールラインを通過し、SC解除後のレースが2周になったこと)が行なわれ、余分な周回があったことは驚くべきことだった。これが多くのドライバーのレースを難しくしたのは確かだ」

「これは驚くべき選択だった。おそらく、彼らのエネルギーをマネジメントする方法に関連していたと思う。そしてそれを事前に回生することができる方法の理解によるモノだろう」

「全ての状況と、それが起きた形を検証すると、非常にトリッキーなレースだった。残り数秒というところでそれが起きた。最終的には、それは正しい決断ではなかっただろう」

「しかし何が悪かったのかということは、後から言う方がはるかに簡単だ」

 ベルトランは、ダ・コスタには減速し、再開後のレースが残り1周となるようにする選択肢があったはずだと語り、次のように付け加えた。

「別の選択をしたことにより、レースの終わりを明らかに難しくした。残り2周での再開は、非常に難しい挑戦だった」

「あの15秒は非常に重要だったんだ」

 SC中のエネルギー削減の手順については、金曜日のフォーミュラEチームマネージャーミーティングでも議論が行なわれた。ベルトラン曰く、今回のバレンシアePrixで実際に行なわれた手順は、そのミーティングで話し合わせた内容に沿っていたという。そして日曜日のレース2に向け、手順の修正が行なわれる可能性があるかどうかを尋ねられたベルトランは、次のように語った。

「いやいや、明日に向けて何をしなければならないか、誰もが知っていると思う。誰もが学んでいると確信しているよ」

 

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