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【フォーミュラE】アウディが意表突く作戦で首位浮上の珍事。FIAは規則の“抜け穴”を塞ぐ方針

FIAは、フォーミュラEのロンドンePrixでルーカス・ディ・グラッシが規則の抜け穴を突こうとした件について、今後はその抜け穴を塞ぐ予定であるとしている。

Lucas Di Grassi, Audi Sport ABT Schaeffler, Audi e-tron FE07

Lucas Di Grassi, Audi Sport ABT Schaeffler, Audi e-tron FE07

Andrew Ferraro / Motorsport Images

 フォーミュラE第13戦ロンドンePrixレース2では、アウディとルーカス・ディ・グラッシが前代未聞の作戦でトップに浮上するというシーンがあった。FIAはこれを受けて、規則の“抜け穴”を塞ぐ構えだ。

 レース中盤にセーフティカーが出動した際、8番手を走行していたディ・グラッシは隊列から離れてピットレーンに。ピットボックスで停止するような動きを見せた後すぐに再発進し、コースに合流すると、一気にトップに浮上した。これはピットレーンが短かったことと、セーフティカーに先導される隊列の速度が極めて遅かったことが関係している。

 セーフティカーラン中にピットインし、ピットボックスで停止した後にコースに戻ること自体は、レギュレーション上では認められている。しかしディ・グラッシのマシンは完全に停止していなかったとみなされ、ドライブスルーペナルティが科されたが、それを消化せずに走行を続けたため、最終的に失格が言い渡された。なおディ・グラッシも、ピットボックスに停止した際にホイールをロックし、マシンがスライドしていたことを認めている。

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 フォーミュラEでこういったケースが起きるのは初めてではない。昨年のベルリン戦でも、マヒンドラの2台がフルコースイエロー中にピットレーンを通過して順位を上げたことがあったのだ。

 これを受けてレギュレーションが改正され、マヒンドラ勢のような芸当は不可能となったが、セーフティカー中のピットインでポジションを上げることは想定されておらず、その抜け穴は塞がれていなかった。つまり、仮にディ・グラッシがピットボックスで完全停止することに成功していれば、彼は勝利を手にすることができた可能性が高い。

 FIAのフォーミュラEディレクターであるフレデリック・ベルトランは、フォーミュラE競技規則の中でセーフティカー出動時に関して書かれた第38.11条の「ピットレーン入口及び出口はオープンのままとなり、マシンは自チームのピット前で停止することを条件に自由にピットインできる」という条文を引用し、次のように語った。

「確かに、今回のような抜け穴を利用した作戦が成功する可能性をなくすために、再度修正をする必要があるだろう」

 レースシリーズによってはセーフティカー中にピットレーンクローズとなるものもあるが、フォーミュラEに関しては、セーフティカー中でも修理のためにピットインできるようにして欲しいというチーム側からの働きかけがあり、現在のような規則となっている。

 ベルトランはアウディの奇想天外な戦略に感心させられたことを認めたものの、仮にディ・グラッシがピットボックス上で完全制止していた場合、彼の優勝になっていたかどうかについては明言を避けた。

「実際には正しい形で行なわれなかったため、それ(ディ・グラッシの優勝)は実現しなかった」

「いずれにせよ、我々はそれに対応して変更する必要がある」

「もし彼が正しい行為をしていた場合に何が起こっていたかについては、私としては何とも言えない」

「とにかく今の時点では、それがうまくいかなかったということが重要だ。ただ、純粋に面白いシーンになったかもしれないということは言える」

 今季はバレンシアePrixでも、多くのドライバーがエネルギー残量不足に見舞われた結果、ファイナルラップでマシンが続々とスローダウンしていくという茶番劇が起こったが、このロンドンでの一件も論争を呼ぶことになりそうだ。

 こういったハプニングが続くことで、またフォーミュラEのイメージに問題が生じるのではないかと問われたベルトランは次のように答えた。

「私としてはそれは別問題だと思っている」

「(アウディが)集団から一気に抜け出したというのは、大騒ぎするほどのことではない」

「世界的なイメージという点で問題になったのは、ピットレーンで起きたことだ。ただ、最終的にそれは失敗に終わったし、この件は解決済みだと思っている」

「今後はこれ以上のリスクを冒さないようにしていく」

「しかし今回の本当の問題は、彼らが停止しなければいけなかった時に、停まらなかったということにある。彼らはしばらくの間レースをリードし、最後まで走り切ったが、これは本当は絶対に起こらなかったはずのことだ」

 

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