日産、ホンダとの経営統合破談との報。フォーミュラE参戦への影響は? シリーズCEOは「余波がないと思いたい」
フォーミュラEのジェフ・ドッズCEOは、ホンダとの経営統合に向けた協議を打ち切ったと伝えられている日産について、シリーズ参戦に関する「影響はないと思いたい」と語った。
Oliver Rowland Nissan Formula E Team Nissan e-4ORCE 05 raises his hand in celebration of victory
写真:: Andrew Ferraro / Motorsport Images
2024年末、日産自動車と本田技研工業が経営統合の可能性を模索しているという噂が持ち上がった。その後、共同持株会社設立して両社を子会社化することを検討する基本合意書が締結され、経営統合に向けた動きが加速しているように見えた。しかし2月に入り、両社間での交渉が打ち切りとなったとの報道がなされ、近日中にもこれが正式発表されるのではないかと見られている。
フル電動フォーミュラカーによるFIA世界選手権を展開するフォーミュラEのジェフ・ドッズCEOは一連の破談報道を受けて、日産のシリーズ参戦に関して「影響がないと思いたい」と語った。
クリーンエネルギーへの移行に伴い、モビリティ業界全体が大きな転換期を迎えている昨今。共同持株会社を設立し、ホンダと日産の両者を完全子会社化し、さらに三菱自動車も「参画・関与及びシナジー享受」を行なう可能性があるという経営統合交渉は、業績不振にあえぐ日産としては“渡りに船”とも言えた。
しかし結果的に交渉は決裂したとみられ、日産の今後が注目を集めている。かつてはカルロス・ゴーンが大規模なリストラ政策を打ち出すなど大ナタを振るい、業績が回復した日産。今回もV字回復のため、レース部門がコストカットの対象となる可能性もゼロではない。
日産はルノー(ルノー・e.dams)を引き継ぐ形で日産・e.damsとしてフォーミュラEへの参戦を開始。2022-23年からはチーム名が”日産フォーミュラEチーム”となり、同年から参戦を開始したマクラーレンにもパワートレインを供給している。仮にシリーズ撤退となればフォーミュラEに及ぶ影響は非常に大きい。
「影響はないと思いたい。日産はフォーミュラEの大きな後援者であり、並外れたマシンと並外れたドライバーを擁している」
2025年の東京E-Prix開催に向けたPRイベントのオープニングセレモニー出席のため来日したドッズCEOはそう語った。
「サーキットの外では困難に直面していることは理解している。日産とホンダの経営統合が行なわれない可能性があるという記事を読んで非常に残念だったが、メキシコシティでは(日産の)オリバー・ローランドが勝利を飾った」
「彼らは今年のフォーミュラE世界選手権の真のタイトル候補のように見えた。レーシングチームはサーキットに集中し、パフォーマンスを発揮していることは知っている。彼らの成功を祈っている」
「また、彼らのビジネス交渉がどのようなモノであれ、成功することを祈っている」
また、東京E-PrixのPRイベント出席に際して、日産首脳陣と話をする予定はあるかと訊かれたドッズCEOは次のように語った。
「日産のチーフエグゼクティブである内田さんは、我々のレースによく来てくれている。メキシコには来ていなかったが、今後のレースで会えることを願っている。個人的にも、彼と対面で話す機会が得られたらいいね」
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。