もっと工夫しても良いはず……FEのアタックモードは”根本的”変更が必要?

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もっと工夫しても良いはず……FEのアタックモードは”根本的”変更が必要?
執筆:
2019/03/22 9:03

ジャガーのミッチ・エバンスは、アタックモードの運用方法について、根本的な変更を施すべきだと考えている。

 フォーミュラEのシーズン5から、ピットストップに代わる戦略的要素として導入されたアタックモードについて、ジャガーのミッチ・エバンスは根本的な変更が必要だと主張した。

 これまで開催された5レースでは、各レース中に2回、4分ずつアタックモードの使用が義務とされ、アタックモード使用中は25kWのパワーが上乗せされていた。

 レース中のアタックモード使用回数や使用時間などはレースに合わせて変更され、決勝開始1時間前にチームに知らされることになっている。それは、チームがシミュレーションを行うことで最も効率の良いアタックモード使用方法を計算するのを防ぐためだ。

 しかしながら、FIAとフォーミュラEはこれまでのところ、アタックモードの仕様を変更することに対して消極的な姿勢を保ってきた。

 アタックモードはフォーミュラEに対して、新たなレース戦略をもたらしたものの、徐々に各チームの使用方法が画一化してきている。その上、アタックモードを起動するためには走行ライン外を走らなければいけないことに対しても、ドライバーたちから批判が上がっていた。

 エバンスは、新しいアプローチを試してみるべきだと主張した。

「僕たちはまだ(アタックモードを起動して)タイムロスをするか、ポジションを失ってまでそれを使うべきか、そのバランスを探っている」

 そうエバンスはmotorsport.comに語った。

「(アタックモードを起動する時に)多くのポジションを失うべきなのか、それともタイムロスを無くすべきなのかは、誰にも分からない」

「アタックモードは、これまでの全レースで同じだ。何か根本的な変更をして、例えば8分間を1回にしてみて、うまくいくかどうか確認するのは良いことだろう」

 アタックモードを起動するための”アクティベーションゾーン”の場所は、各レース前に議論の的となっている。開幕戦ディルイーヤePrixでは、コーナーイン側にゾーンが配置されたが、ドライバーからはタイムロスが大きく、危険だとして批判の声が挙がった。

 アクティベーションゾーンは走行ライン外に設けることになっているため、主にストリートコースが主戦場となるフォーミュラEでは、ゾーンを配置する上で選択肢に限りがあるのだ。

 ドラゴン・レーシングのホセ・マリア・ロペスは、ヘアピン出口イン側にアクティベーションゾーンが設置された香港ePrixについて振り返り、配置は改善の余地があると話した。

「アタックモード(アクティベーションゾーン)の配置は、それほど素晴らしいものではなかったと思う」

「香港では、大きくタイムをロスしてしまう場所だったし、追突されてしまうリスクもあった。メキシコの時のようにね」

「僕たちはそこから学んでいる。それは特定のトラックでの話だし、僕たちは全力でレースをしている。今後どうなるか見てみよう」

「シーズン序盤のレースは素晴らしかったと思うけど、いくつかの場所では香港よりも酷いことになると思う」

「何が起こるか見てみよう。トラックごとに違いがあるし、アタックモードが導入されて最初のシーズンだ。良いところもあるし、悪いところもある」

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この記事について

シリーズ フォーミュラE
ドライバー ホセ・マリア ロペス , ミッチ エバンス
執筆者 Tom Errington
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