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FEサンティアゴ決勝:最終周の劇的大逆転。BMWギュンター初優勝

フォーミュラEの第3戦サンティアゴePrix決勝レースが行なわれ、BMWのマキシミリアン・ギュンターが優勝。これでギュンターはフォーミュラE初優勝を挙げた。日産勢はセバスチャン・ブエミの13位が最高位だった。

Mitch Evans, Jaguar Racing, Jaguar I-Type 4, Maximilian Günther, BMW I Andretti Motorsports, BMW iFE.20, at the start of the race

Mitch Evans, Jaguar Racing, Jaguar I-Type 4, Maximilian Günther, BMW I Andretti Motorsports, BMW iFE.20, at the start of the race

Joe Portlock / Motorsport Images

 フォーミュラE第6シーズンの第3戦サンティアゴePrixの決勝レースが行なわれ、BMWのマキシミリアン・ギュンターが優勝を果たした。

 第3戦の舞台は、南米チリの首都サンティアゴ。パーク・オイギンス・サーキットは、1周2.287km。11のコーナーを持つレイアウトである。

 ポールポジションにつけたのは、ジャガーのミッチ・エバンス。その後方にはマキシミリアン・ギュンター(BMW)、パスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)らが続いた。気温34度、路面温度は39度というコンディションで、レーススタート時刻を迎えた。

 ポールのエバンスは無難なスタート。ウェーレインはターン2でギュンターのインに飛び込み、ポジションアップに成功した。以下オリバー・ターベイ(NIO)、エドアルド・モルタラ(ヴェンチュリ)、フェリペ・マッサ(ヴェンチュリ)という隊列となった。

 後方は大接近戦。そんな中、ポルシェのニール・ジャ二がダメージを負ったか、すぐにピットインすることとなった。ロビン・フラインス(ヴァージン)もピットインしたが、すぐにコースに復帰することができた。

 レース序盤はポルシェにとって受難の展開。アンドレ・ロッテラーも4周を走り終えたところでピットイン。またランキング首位のアレクサンダー・シムス(BMW)も、5周目のセクター2でマシンを止めてしまった。

 6周目の終盤から、フルコースイエロー(FCY)が宣言される。これによりコース上に止まったシムスのマシンが回収。すぐFCYが解除された。

 今回のレースでは、序盤から各所で接触が多発。サム・バード(ヴァージン)がスピンしたり、オリバー・ローランド(日産・e.ダムス)がフロントのカウルを失ったりと、多くのマシンがダメージを負った状態でレースを続けていった。

 また多くのマシンがレース序盤からアタックモードを起動。長い直線でアタックモードの効果がいかんなく発揮され、オーバーテイクシーンが数多くみられた。

 そんな中、エバンスは順調に首位をキープ。後続との差を1.5秒程度確保し、周回を重ねていく。そして13周目に、早くも2回目のアタックモードを起動。”先行逃げ切り”を狙った。

 5番手を走っていたマッサは、アタックモードを起動させたチームメイトのモルタラの前に一瞬出る。しかし、直後にオーバーテイクされると、その一瞬の隙を突かれてDSテチータ勢2台にも先行されてしまうことになった。さらにアタックモードを使ったニック・デ・フリーズ(メルセデス)にも先を行かれてしまう。

 首位エバンスには、アタックモードを起動させたギュンターが迫った。そして19周目、オーバーテイクに成功。パワーブーストが切れる直前、ギリギリのオーバーテイクであった。

 なおストフェル・バンドーン(メルセデス)、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(DSテチータ)、ダニエル・アプト(アウディ)、ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)、デ・フリーズの5人にファンブーストが与えられた。

 レース中盤以降、目覚ましいポジションアップを果たしたのはジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ)である。ベルニュは11番手からのスタートながら、するすると順位を上げ、26周目にはウェーレインをパス。気がつけば3番手表彰台圏内に浮上し、前を行くギュンターとエバンスを追う立場となった。

 しかしそのベルニュにトラブル。左フロントのカウルが壊れ、タイヤに干渉してしまったのだ。これによりベルニュは、6番手までポジションを落とすことになった。そのカウルは”外れてくれた”が、タイヤのダメージは大きく、ピットイン。ベルニュはその時点でレースを諦めた。

 なおジェローム・ダンブロジオ(マヒンドラ)、デ・フリーズ、セバスチャン・ブエミ(日産・e.ダムス)には、”技術違反”があったとして、5秒のタイム加算ペナルティが科されることになった。

 34周目、ダ・コスタがエバンスをオーバーテイク。2番手に上がることになった。ダ・コスタと首位ギュンターの差は約2秒。レースの残りは約5分+1周(フォーミュラEのレース走行距離は45分+1周と規定されている)である。

 ただダ・コスタのペースは速く、みるみるうちにギュンターに接近。1秒以内へと迫った。

 そして37周目、ダ・コスタがターン10のヘアピンで強引にインに飛び込み、オーバーテイク完了。首位に立った。ただギュンターも諦めず、ダ・コスタに食らいついていく。

 そして迎えた最終ラップ。ギュンターが長い高速コーナー”ターン8”でアウトからダ・コスタを抜き返し、首位に浮上。そのままトップチェッカーを受けた。2位ダ・コスタは、レース最終盤バッテリーの問題があり、ペースを落とす必要があったようだ。3位エバンス、ウェーレインが4位となった。デ・フリーズが5位である。

 ギュンターはこれでフォーミュラE初優勝。BMWは、前戦ディルイーヤePrixのアレクサンダー・シムスに続き、2連勝となった。

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順位 ドライバー チーム 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 Germany マキシミリアン ギュンター United States アンドレッティ 40 46'11.511       25
2 Portugal アントニオ フェリックス・ダ・コスタ China テチータ 40 46'13.578 2.067 2.067   18
3 New Zealand ミッチ エバンス United Kingdom ジャガー・レーシング 40 46'16.630 5.119 3.052   15
4 Germany パスカル ウェーレイン India マヒンドラ 40 46'18.561 7.050 1.931   12
5 Netherlands ニック デ・フリーズ Germany メルセデス 40 46'21.394 9.883 2.833   10
6 Belgium ストフェル バンドーン Germany メルセデス 40 46'22.748 11.237 1.354   8

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