マラケシュePrix決勝:BMWまさかの同士討ち。ダンブロジオ漁夫の利で通算3勝目

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マラケシュePrix決勝:BMWまさかの同士討ち。ダンブロジオ漁夫の利で通算3勝目
執筆:
2019/01/12 16:06

フォーミュラE第2戦マラケシュePrixの決勝レースが行われ、ジェローム・ダンブロジオ(マヒンドラ)が優勝を果たした。

 フォーミュラE第2戦マラケシュePrixの決勝レースが行われ、ジェローム・ダンブロジオ(マヒンドラ)が優勝を果たした。BMWアンドレッティ勢はまさかの同士討ちで、1-2フィニッシュを逃した。

 レースはいきなり波乱の展開となった。ターン1でポールポジションからスタートしたサム・バード(ヴァージン)のイン側に、2番グリッドからスタートしたジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ)がかなり強引に飛び込む。これにより2台は接触。ベルニュはスピンして、最後尾付近まで脱落してしまう。

 このとばっちりを受けたのは、3番手スタートのセバスチャン・ブエミ(日産・e.ダムス)。ブエミはベルニュを避ける為にコース外に逃げなければならず、大きくポジションを落とした。

 また後方では、ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)が前を行くマシンの集団に追突。これがフォーミュラE初参戦のパスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)はこの被害者となり、早々にレースを終えている。HWAのストフェル・バンドーンも、1周を終えた段階でピットインし、そのままリタイアとなった。

 先頭を行くバードだが、2-3番手のBMWアンドレッティ2台がプレッシャーをかけ続ける。当初は予選で好調な走りを披露したアレクサンダー・シムスがその役割を担ったが、すぐに開幕戦勝者のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが2番手に上がり、バードの真後ろにピタリと張り付いた。

 11周目、ダ・コスタとシムスが立て続けにバードをオーバーテイク。1-2体制を築く。

 レース序盤、目覚ましい追い上げを見せたのは、20番手スタートのアンドレ・ロッテラー。ロッテラーはあれよあれよという間に順位を上げ、15周を終えた段階で8番手まで浮上してみせた。

 一方、バードは首位を明け渡した後はペースが上がらず、ロビン・フラインス(ヴァージン)やジェローム・ダンブロジオ(マヒンドラ)、ディ・グラッシらにも抜かれてポジションを下げていく。BMWアンドレッティのふたりは、その間に十分なリードを築いた。

 26周目、まさかのシーン。先頭を走っていたダ・コスタに、シムスが仕掛ける。しかし両者まさかの接触。コーナーを曲がり切ることができず、ダ・コスタがウォールに突っ込んでしまう。シムスはコースに戻ったものの、4番手までポジションを落としてしまい、ダンブロジオが首位に立ち、フラインス、バードの順となった。

 この事故の影響で、セーフティカーが出動となる。

 5番手には、スタート直後のスピンで最後尾まで落ちていたベルニュが、驚異のポジションアップを果たしていた。チームメイトのロッテラーも6番手に続いている。

 このセーフティカー中に多くのマシンが、残り1回のアタックモードのアクティベートゾーンを通過。ただ、マシンによってはセーフティカー中にアタックモードを使い切ってしまい、残り1周の時点でセーフティカーが退出……超スプリント決戦となった。

 アタックモード有効の状態のまま最終ラップを迎えたのは、シムスとディ・グラッシのみ。大逆転も予想されたが……結局ダンブロジオが僅差で後続を抑え切ってトップチェッカー。シーズン2のメキシコePrix以来、フォーミュラE通算3勝目を挙げた。2位フラインス、3位バードと、ヴァージンの2台が表彰台を獲得した。

 シムスは結局4位に終わったが、BMWアンドレッティのチーム内に遺恨を残すことになりそうだ。

 DSテチータ勢は勢5-6位でのフィニッシュだったが、いずれも後方のポジションからの挽回劇であり、開幕戦に続いて驚異的な速さを印象付けた格好だ。

→フォーミュラE第2戦マラケシュePrix決勝

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この記事について

シリーズ フォーミュラE
イベント 第2戦マラケシュePrix
ドライバー ジェローム ダンブロジオ
チーム マヒンドラ
執筆者 田中健一
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