ベルリンePrix決勝:アプト盤石の走りで母国レース制圧。アウディ1-2

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ベルリンePrix決勝:アプト盤石の走りで母国レース制圧。アウディ1-2
2018/05/20 2:03

フォーミュラE第9戦ベルリンePrixの決勝レースが行なわれ、アウディ・スポート・アプト・シェフラーのダニエル・アプトが完勝劇をみせた。

 フォーミュラE第9戦ベルリンePrixの決勝レースが行われ、アウディ・スポート・アプト・シェフラーのダニエル・アプトが、完璧な走りで優勝を果たした。

 テンペルホーフ空港の跡地に特設された1周2.375kmのコースを45周して争われたベルリンePrixの決勝。スタートではポールポジションのダニエル・アプト(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)がホールショットを決め、オリバー・ターベイ(NIO)が2番手をキープ、ジェローム・ダンブロジオ(ドラゴン)が3番手に浮上する。6番グリッドからスタートしたフェリックス・ローゼンクヴィスト(マヒンドラ)は、ターン1をオーバーラン。15番手までポジションを落としてしまった。

 一度はダンブロジオに先行されてしまったジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)だったが、1周目が終わる前に3番手のポジションを奪い返すことに成功する。ダンブロジオはペースが上がらず、3周目にはルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)にもオーバーテイクを許し、さらに4周目にはセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)にも抜かれてしまう。

 先頭を行くアプトは徐々にひとり旅の状況を築いていく。一方2番手のターベイはペースが上がらず、ベルニュ、ディ・グラッシ、ブエミという猛者3人を必死に抑えるという展開になった。

 ターベイを抜きあぐねていたベルニュだが、11周目にディ・グラッシとブエミに立て続けにオーバーテイクされ、5番手にポジションを落としてしまう。何らかのトラブルがあったかと思われたが、ベルニュはブエミの後方に食らいついていく。

 ベルニュを抜いたディ・グラッシはペースが良く、ターベイを楽々とオーバーテイク。これでアウディ勢が1-2体制を敷いた。

 ベルニュとブエミの4番手争いも白熱。一度はブエミが4番手に上がったが、すぐにベルニュがやり返し、若干の接触がありつつも、ベルニュが再び4番手に立った。

 22周を走りきったところで、3番手を走っていたターベイが真っ先にピットイン。マシンを乗り換える。ダンブロジオ、ニック・ハイドフェルド(マヒンドラ)、ローゼンクヴィストらもこのタイミングでピットインした。

 先頭のアプトは23周を走り切ったところでピットイン。ディ・グラッシ、ベルニュ、ブエミらもこのタイミングでのピットインとなった。

 ただ、ここでリードチェンジ。素晴らしいマシン乗り換えを行ったディ・グラッシが先頭に立つこととなった。また、ブエミもベルニュの前でコースに戻った。

 しかしコースに戻った周で、アプトが再び首位に浮上。3番手には1周早くピットインしたターベイ、以下ブエミ、ベルニュという順である。

 先頭に戻ったアプトは、ディ・グラッシに影も踏ませない走りで、着実に差を広げていく。32周目の段階で、その差は3秒を超えた。

 ターベイ、ブエミ、ベルニュの3台による3番手争いは熾烈を極めたが、33周目の最終コーナーでブエミがターベイをオーバーテイク。ベルニュもこの一瞬の隙を突き、4番手に上がった。続く34周目には、ベルニュがブエミをもオーバーテイク。表彰台圏内を確保し直した。

 レース終盤、5台のマシンによる9番手争いも激しくなった。今季スーパーフォーミュラにも参戦するトム・ディルマン(ヴェンチュリ)やローゼンクヴィスト、そして初代王者のネルソン・ピケJr.(ジャガー)らが、ここに加わっていた。43周目、9番手を走っていたホセ・マリア・ロペス(ドラゴン)にピケJr.が競りかけるが、両者止まりきれず。マヒンドラの2台が9番手、10番手となった。ただこの混乱の中、テチータのアンドレ・ロッテラーが急接近し、一気にマヒンドラの2台を交わして9番手に上がった。

 結局、アプトが2位ディ・グラッシに6.7秒の差をつけトップチェッカー。さらに、ファステストラップも記録し、ポールポジション+優勝+ファステストラップのフルポイント29点を獲得した。そしてアウディ・スポート・アプト・シェフラーが1-2フィニッシュを達成した。

 3位にはベルニュ、4位にはブエミ、5位ターベイとなった。ランキング2位のサム・バード(DSヴァージン)は7位、ロッテラーは9位でのフィニッシュとなった。ローゼンクヴィストは11位となり、ポイント獲得を逃した。

 今回のレースの結果、ベルニュが獲得ポイントを162に伸ばし、バードとの差を40ポイントに広げた。ランキング3番手のローゼンクヴィストは痛恨のノーポイントで、ベルニュにダブルスコア近いポイント差をつけられることとなった。

 今シーズンもいよいよ残り3戦。次戦は6月10日、スイスのチューリッヒで初めてフォーミュラEが開催される。

→フォーミュラE第9戦ベルリンePrix決勝結果

→フォーミュラEドライバースタンディング

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