FEローマ決勝:エバンス&ジャガー初優勝。ロッテラー健闘2位、バンドーンも初表彰台

シェア
コメント
FEローマ決勝:エバンス&ジャガー初優勝。ロッテラー健闘2位、バンドーンも初表彰台
執筆:
2019/04/13 15:57

フォーミュラE第7戦ローマePrix決勝が行われ、ミッチ・エバンスとジャガーが初優勝。アンドレ・ロッテラーが大健闘の2位、ストフェル・バンドーンも初の表彰台を獲得した。

 フォーミュラE第7戦ローマePrixの決勝レースが行われ、ミッチ・エバンスがフォーミュラE初優勝。ジャガーにとっても初勝利となった。またアンドレ・ロッテラー(DSテチータ)が2位、ストフェル・バンドーン(HWA)が3位に入り、初の表彰台を手にした。

 予選はスーパーポールセッションで雨が降る難しいコンディションだった。そしてその後には雨が強まり、路面を濡らした。幸いスタート時には雨が上がり、レースが進むに連れてコンディションが改善していくことが予想された。気温は16度、路面温度は18度である。

 ポールポジションからスタートしたアンドレ・ロッテラー(DSテチータ)は、ミッチ・エバンス(ジャガー)に迫られるも、なんとか先頭を死守。後方ではホセ・マリア・ロペスが1コーナーをオーバーランし、さらにはマキシミリアン・ギュンターがフロントウイングを失ってしまうなど、ドラゴン勢受難の幕開けとなってしまった。またサム・バード(ヴァージン)も、ロペスに追突される形でシケインでハーフスピンを喫し、ウォールにクラッシュしてしまった。

 2周目のターン18では多重事故が発生。ロペスがウォールに突き刺さり、これにゲイリー・パフェット(HWA)が追突。そのパフェットのマシンの下にジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ)が潜り込む形となってしまう。これによってコースが完全に塞がれてしまったため、レースは赤旗中断が宣言された。ローマePrixは立ち上がりから波乱の展開となった。

 50分ほどの中断を経て、レースがセーフティカー先導で再開された。この中断時間中に、ダメージを負った各車が修復作業を実施。バードは左リヤサスペンションの交換を行った。

 再開と同時に、11台のマシンがアタックモードを起動させた。最も上位でアタックモードを起動したのは5番手を走っていたロビン・フラインス(ヴァージン)。執拗にセバスチャン・ブエミ(日産・e.ダムス)を攻めたが、ブエミが必死の防戦……4番手のポジションを死守した。

 再スタート直後は後続との差を広げ、逃げ切りかと思われたロッテラー。しかし次第にエバンスとストフェル・バンドーン(HWA)が迫ってくる。さらにはブエミもアタックモードを起動してトップ3台を追う。

 なおエドアルト・モルタラ(ベンチュリ)は9周目にマシントラブルに見舞われ、リタイアとなった。また12周目にはチームメイトのフェリペ・マッサもストップ。ベンチュリは一気に全滅することになってしまった。

 先頭グループが14周目を走行する中、マッサのマシンを片付けるためにフルコースイエロー(FCY)が宣言。ベルニュはブレーキングがうまくいかず、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMWアンドレッティ)を抜いてしまった。これは後に審議対象となる。

 レース再開後、エバンスが16周目にアタックモードを起動してロッテラーに迫る。バンドーンはこの争いから若干遅れることとなった。エバンスは18周目、アタックモードが残り30秒を切った段階でオーバーテイクに成功。ついに首位に立った。

 ロッテラーはアタックモードを使ってやり返したいが、真後ろにはバンドーンが再接近したために、なかなかアタックモードを起動できない(アタックモードを起動するためには指定されたエリアを通過しなければならないが、この時にはタイムロスが生じてしまうのだ)。

 しかし20周目、ロッテラーはバンドーンの前を抑えながらもアタックモードを起動することに成功。エバンスとの差を削り取っていく。しかしオーバーテイクを仕掛けることができず、アタックモード時間が終了してしまうこととなった。

 ただ、諦めの悪いロッテラー。再びアタックモードを起動し、打倒エバンス第2弾に入っていく。エバンスもアタックモードを起動させようとするが、痛恨のミス。タイムをロスしただけで、起動することはできず、ロッテラーの接近を許すこととなった。ただロッテラーも抜くことができず、アタックモードが終了してしまう。

 27周目、エバンスがアタックモードを起動。しかもロッテラーの前を抑えることができた。しかしエバンスもロッテラーもエネルギー残量が厳しく、ペースを落とさざるを得なかった。

 各車エネルギー残量ギリギリで最終ラップに突入。しかし厳しいのはロッテラーの方であり、攻め手に欠いた。

 結局エバンスがトップチェッカー。エバンスも、そしてジャガーも、フォーミュラE初優勝となった。ロッテラーは及ばず2位でフィニッシュ。バンドーンも嬉しいフォーミュラE初表彰台となった。フラインスが4位。ブエミとオリバー・ローランドの日産・e.ダムス勢は5位&6位とダブル入賞を果たした。

 なお7位フィニッシュのベルニュは、FCY中のオーバーテイクを問われ、ドライブスルーペナルティが科された。しかしこれを消化することができず、結局37秒のタイム加算ペナルティを受けることになり、14位となった。

→フォーミュラE第7戦ローマePrix決勝結果

次の記事
FEローマ予選:ロッテラー魅せた! 難コンディション乗り越え自身初PP獲得

前の記事

FEローマ予選:ロッテラー魅せた! 難コンディション乗り越え自身初PP獲得

次の記事

WEC参戦時に比べて小規模に……ポルシェ、フォーミュラE参戦は”大きな挑戦”

WEC参戦時に比べて小規模に……ポルシェ、フォーミュラE参戦は”大きな挑戦”
コメントを読み込む

この記事について

シリーズ フォーミュラE
イベント 第7戦ローマePrix
執筆者 田中健一
まずは最新ニュースを読む