FE開幕戦決勝:ダ・コスタ、シーズン1以来の2勝目。日産ダブル入賞デビュー

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FE開幕戦決勝:ダ・コスタ、シーズン1以来の2勝目。日産ダブル入賞デビュー
執筆: 田中健一
2018/12/15 13:07

フォーミュラEシーズン5開幕戦が行われ、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタがアムリン・アグリ時代以来の通算2勝目を挙げた。

 フォーミュラEのシーズン5開幕戦ディルイーヤePrixの決勝が行われ、BMWアンドレッティのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが優勝を果たした。

 サウジアラビアの首都リヤド郊外で行われた、フォーミュラEシーズン5の開幕戦ディルイーヤePrix。前日の夜からの予想外の雨に見舞われ、フリー走行から大きくスケジュールが変更された。

 予選でポールポジションを獲得したのは、テストから好調だったBMWアンドレッティのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ。意外にも初のポールポジションである。

 予選2番手だったのはトム・ディルマン(NIO)だったが、規定された周回数よりも多く走ってしまったため、タイム抹消のペナルティ。このほか、チームメイトのオリバー・ターベイも、センサーの規定違反によりタイム抹消の処分を受けた(このペナルティはディルマンも受けている)。また、サム・バードとロビン・フラインスのヴァージン2台、そしてルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)とオリバー・ローランド(日産・e.ダムス)は、許可されている最大パワー250kWを超えたエネルギーを使ってしまったため、当該ラップのタイムが抹消され、グリッドポジションが下げられた。

 この結果、2番グリッドにはホセ・マリア・ロペス(ドラゴン)、セバスチャン・ブエミが3番グリッド、そしてデビュー戦のストフェル・バンドーン(HWA)が4番グリッドにつけた。

 45分+1周で行われた決勝レース。スタートでホールショットを決めたのは、ポールポジションのダ・コスタ。ブエミがロペスを交わして2番手に上がった。また、DSテチータのジャン-エリック・ベルニュがバンドーンを抜いて4番手に上がった。

 エドアルド・モルタラ(ベンチュリ)は1周目にコーナーを止まりきれず、ウォールにクラッシュしてしまい、すぐにピットインすることとなった。

 3周目、DSテチータのアンドレ・ロッテラーがバンドーンを抜いて5番手に浮上する。バンドーンはペースが上がらず、すぐにジェローム・ダンブロジオ(マヒンドラ)にも抜かれてしまった。

 4周目にはベルニュがロペスを抜いて3番手。すかさずロッテラーもこれに続き、DSテチータ勢同士の戦いが白熱していく。

 9周目にはフェリックス・ローゼンクヴィスト(マヒンドラ)がコース脇にストップ。早々にレースを終える。一方、ベルニュがブエミを攻略し、2番手に上がった。

 DSテチータ勢の勢いは衰えず、ロッテラーも12周目にブエミをオーバーテイク。これでDSテチータが2-3番手となった。

 ベルニュのペースは明らかに良く、ダ・コスタの背後にピタリと付いてプレッシャーをかける。そして14周目に攻略完了! ついに前シーズンのチャンピオンが首位に立った。

 4番手を走るブエミだが、ペースが上がらずに、ロペスとダンブロジオを従えて周回を重ねていく展開。トップ3台には引き離されてしまった。そして21周目にはロペスとダンブロジオの2台に一気に抜かれてしまう。

 ロッテラーは今年から導入されたアタックモードを使ってダ・コスタを抜く。しかしながらDSテチータの2台には、技術違反があったとしてドライブスルーペナルティが科せられた。この他、フェリペ・マッサ(ベンチュリ)、ゲイリー・パフェット(HWA)、アレクサンダー・シムス(BMWアンドレッティ)にも同様のペナルティが科された。

 コースに戻ったDSテチータの2台は、ものすごい勢いで前を追っていく。そしてベルニュはあっという間に3番手まで復帰した。

 ただロペスがウォールにヒットしたか、左のリヤサスペンションを曲げてしまいスローダウン。コース上にマシンを止めてしまったため、セーフティカーが出動する。

 残り3分半というところからレース再開。首位ダ・コスタと3番手ベルニュは、アタックモードを得た状態でレース再開を迎える。2番手のダンブロジオはすでにアタックモードを使い切ってしまっていたため、為す術なし。ベルニュに簡単に2番手を明け渡してしまう。ロッテラーもアタックモードを活かし、ブエミを抜いて5番手に浮上した。

 ダ・コスタはファンブーストも使い、ベルニュからの逃げ切りを図る。しかしベルニュは速く、最終ラップで背後まで迫る。

 しかしダ・コスタはなんとか逃げ切り、トップチェッカー。アムリン・アグリ時代のシーズン1以来となる、フォーミュラE通算2勝目を挙げた。

 0.4秒差の2位にはベルニュ。3位にはダンブロジオが入り、4位はジャガーのミッチ・エバンスだった。ロッテラーが5位。日産・e.ダムスはブエミが6位、オリバー・ローランドが7位とダブル入賞で初戦を終えた。

 デビュー戦のマッサはペナルティもあって14位、バンドーンはレースペースが悪く、結局17位だった。

→フォーミュラE開幕戦ディルイーヤePrix決勝結果

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この記事について

シリーズ フォーミュラE
イベント ディルイーヤePrix
サブイベント Race
執筆者 田中健一