ハートレー、散々なフォーミュラEデビュー戦。2度のペナルティを受ける
ブレンドン・ハートレー(ドラゴン)はフォーミュラEのデビュー戦でふたつのペナルティを受け、19位に終わった。レース後にハートレーは「仕事はあまりうまくいかなかった」と語った。
写真:: Joe Portlock / Motorsport Images
ブレンドン・ハートレーは、今季からドラゴン・レーシングに加入し、フォーミュラEデビューを果たした。その初戦ディルイーヤePrixは、ハートレーにとっては厳しいイベントとなった。
まずFP1でハートレーは、ターン4でクラッシュ。左のリヤサスペンションを壊してしまった。この事故の原因は、コースの舗装が剥がれてしまったことにあった。そのため、FP2までにコースは改修された。しかし、ハートレーはマシンの修復に時間がかかり、FP2では僅か2周しか走ることができなかった。
結局予選では18番手にとどまり、その後行われた決勝レース中には、スロットルマップの違反を問われてドライブスルーペナルティを科された。このペナルティは、BMWのマキシミリアン・ギュンターと、NIOのマー・チンホワも受けている。
ハートレーは結局19位でフィニッシュ。チェッカーを受けた後、アタックモードを使い切らなかったとして10秒のタイム加算ペナルティを科されたが、順位に影響を及ぼすことはなかった。
「初日の仕事は、全くうまくいかなかった」
ハートレーはそうmotorsport.comに対して語った。
「最初のフリー走行でクラッシュしてしまった。路面が壊れていたんだ。それで時間を失ってしまった……2回目のフリー走行では、ほとんどコースインできなかったんだ。だからその時点から、遅れを取ることになってしまった」
「レースでは何かできることがあると思っていたけど、そんなことはなかった。僕らはペースの面で本当に苦労し、チームはその理由を調べている。現時点では、本当に良い答えはない。でも、自分たちが思った通りに戦うペースがなかったんだ」
ハートレーのチームメイトであるニコ・ミュラーは、予選でクラッシュした後、決勝までにマシンの修復が終わらず、フォーミュラEデビューを果たすことができなかった。マーはドライブスルーペナルティをこなさなかったため、レースタイムに24秒が加算されることになった。
また、2シーズン連続でフォーミュラE王者を獲得しているジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ)もディルイーヤePrixでペナルティを課されたドライバーだ。
ベルニュはピットレーンのスピード超過により、レース後にペナルティを受け、ペナルティポイント1も加算されることになってしまった。ベルニュはレース中にステアリングラックが壊れてしまったためにピットイン……その際にスピード違反を犯してしまったようだ。
「もう操縦することができなかったんだ。何かが詰まってしまったようで、もうハンドルを回すことができなかった」と、ベルニュは当時の状況を説明した。
「問題が始まったのは、おそらく5周目だったと思う。その時はまだドライブできたんだ……重かったけどね。でも、ドライブはできた。その後で振動が起きてしまって、正確なコントロールはできなかった。それでその時は、『正確なコントロールはできないけど、走り続けることができる。遅いけどね。でもおそらくポイントをいくらかは獲れるだろう』と思っていたんだ」
「でも最終的には、ステアリングが重くなりすぎてしまった。安全にドライブすることはできなかったので、リタイアする決定を下した。レースを続けるのは、もはや不可能だったんだ」
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