フォーミュラE

フォーミュラE、第3世代マシンで”肉弾戦”は減少する? ジャガー代表は「ドライバーには再適応が必要」

Gen3マシンが導入されるフォーミュラE。ドライバーたちはこれまでのような”肉弾戦”を避けるようなアプローチをとらなければならないかもしれない。

Jake Boxall-Legge

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編集: 2022/12/13 0:23

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Sam Bird, Jaguar Racing, Jaguar I-TYPE 5, Edoardo Mortara, Venturi Racing, Silver Arrow 02, Nyck de Vries, Mercedes-Benz EQ, EQ Silver Arrow 02, the remainder of the field on the opening lap

 フォーミュラEに第3世代マシン『Gen3』が導入されるにあたり、ジャガーのジェームズ・バークレー代表は、これまでのような肉弾戦が減ると考えている。

 フォーミュラEは市街地を中心としたタイトなコースが主戦場ということもあって、フォーミュラレースながら接触も辞さない激しいレースが繰り広げられてきた。

 シーズン5(2018〜19年)から使用されてきたGen2マシンのボディワークがフロントタイヤを覆うようなモノだったのに対し、シーズン9(2022~2023年)から導入されるGen3は、フロントタイヤがむき出しとなっている。それだけ、マシン同士が接触した際のリスクが大きくなる。

 ジャガー代表のバークレーは、これをフォーミュラEが今後”コンタクトスポーツ”ではなくなる主な理由だと考えている。

 彼はこれにより、他車に大きく依存した動きではなく、ドライバー同士の「クリーンで決定的な」オーバーテイクが行なわれることを期待している。

「またすごい接近戦になると思う。新型マシンで、これまであまり語られてこなかったことだが、オープンホイールに戻るんだ」

 バークレーはジャガーのマシン発表会でそう説明した。

「ドライバーはそれに再適応しなければならないと思うし、尻や肩を使ったフォーミュラEの古い戦術は消えていくだろう。というのも、ホイールをぶつけたときの代償が突然大幅に上がったからだ」

「これまでのような肉弾戦ではなく、クリーンで決定的なオーバーテイクが見られるようになることを期待している」

「時間が経てばわかるが、これはフォーミュラEであり、非常に競争の激しいものになることは間違いない」

Jaguar I-TYPE 6

Jaguar I-TYPE 6

Photo by: Andrew Ferraro / Motorsport Images

 ジャガーのドライバーであるミッチ・エバンスも、バークレーのコメントに同意。ボディワークが小さくなったことで、ドライバーは壁に近づくことにももっと気をつけなければならないことを説明した。

 エバンスは、Gen2のボディワークはウォールや他のマシンと接触する上で、十分な余裕を生んでいたと説明。そのボディワークを取り除くことで、接触が多すぎる状況やドライバー間の混乱を抑制することができると付け加えた。

「エネルギーセーブの性質上、レースのスタイルが少し変わるだろう」とエバンスは言う。

「エネルギーセーブの量という点では、哲学的に変化はないはずだ。だがフロントにもモーターが搭載された影響で、エネルギー回生の仕方が変わった」

「新しいクルマのデザインは、第2世代のように車体同士が擦れ合うことがないため、長所と短所がある」

「それ(Gen2のボディワーク)によって混乱が起きることもあったけど、ウォールに擦ったりお互いぶつかり合ったりすることが可能だったんだ」

「時には、やりすぎの場合もあった。でもホイールアーチを取り除いたことやこのクルマの強さがどれほどなのかが、接触が起きる割合や戦い方に影響するだろうね」

 

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