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フォーミュラE撤退のメルセデス、チームは売却で継続参戦の道を模索?

メルセデスは2022年限りでフォーミュラEから撤退することを発表したが、チーム代表によるとそれ以降もプライベーターとして参戦を可能とするためにチーム売却などの可能性が探られているという。

Nyck de Vries, Mercedes-Benz EQ, EQ Silver Arrow 02

写真:: Rudy Carezzevoli / Motorsport Images

 8月18日、メルセデスは2022年限りでフォーミュラEから撤退することを発表した。ただ、現在参戦しているチームにはプライベーターとしての参戦継続の可能性が残されているようだ。

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 メルセデスは先日行なわれたベルリンePrixでニック・デ・フリーズが、世界選手権としてフォーミュラEの初めての世界王者に輝いたばかりだが、その姿を消すことになる。

 メルセデスによるとフォーミュラE撤退の理由は“電気自動車開発のリソースの再集中”の一環として行なわれ、持続可能で拡張性のある将来のパフォーマンステクノロジーを開発するために、世界最速の実験室としてF1に注力することも認めている。

 F1は継続、フォーミュラEは撤退という形になったが、メルセデスとフォーミュラEチームは、新たに新規則“Gen3”が導入される2022−2023シーズンにグリッドにチームを留めておくためのプランにも取り組んでいることを認めた。

 なおパワートレイン開発は含まれていないものの、メルセデスFEチームはVestas(風力発電タービン)やNEOM(サウジアラビアの都市プロジェクト)、SAP(ソフトウェア)、Modis(デジタルテクノロジー)といったパートナーとの契約によって利益を上げることができていたと言われている。

 同チームには元ルノーF1テクニカルディレクターのニック・チェスターや、F1王者ニコ・ロズベルグのレースエンジニア、元スーパーアグリF1のチーフデザイナー、さらにウイリアムズとルノーの空力部門トップも経験したジョン・トムリンソンなどビッグネームも多数在籍。来シーズンにはヴァージン・レーシングのレーシングエンジニアも加入する事になっていた。

 メルセデスのモータースポーツ部門を率いるトト・ウルフは、motorsport.comを含むメディアの取材に対し、チームの存続に意欲を持っていると語った。

「我々には十分に機能を備えたチームがある、この素敵なシリーズを誇りに思える」

「我々はこの選手権、そしてチームに対して責任を負っている部分がある」

 なおウルフは現在のチームがインディペンデントチームとして新たに独立する際に主要な投資家として参画する可能性があると噂されている。

 メルセデスの公式声明では、FEチームの将来に関しては次のように記されている。

「メルセデス・ベンツは2022年シーズンの終わりにフォーミュラEから撤退する。ただチーム上層部は新たなオーナーへの売却の可能性も含め、Gen3時代にチームがシリーズで競争を続ける選択肢を模索し始めている」

 メルセデスフォーミュラEのチーム代表であるイアン・ジェームスは次のようにコメント。継続参戦の選択肢を検討していると語った。

「過去数シーズンにわたり、クラスをリードするフォーミュラEのオペレーションを構築する上で、メルセデス・ベンツのサポートを得られたことは限りない幸運だった」

「メルセデスのこれまでの我々の旅へのサポートと信頼に感謝したい。そしてシーズン8(2021-2022年)を成功で締めくくれることを願っている」

「メルセデス・ベンツは撤退を決定したが、我々はフォーミュラEの力と価値を認識している。そして我々は(2022年以降に)競争を続けるための、最善の選択肢を検討していく」

 またフォーミュラEのCEOであるジェイミー・ライグルも「2023年から開始されるGen3の参戦について、チームと共に選択肢を検討することを楽しみにしている」と述べている。

 現メルセデスフォーミュラEチームが継続参戦する場合にはカスタマーチームとしての参戦となるだろう。その場合、Gen3フォーミュラEのカスタマーモデルではメーカー側は正式な供給要請があれば、パワートレインのハードウェア、そしてソフトウェアのアップグレードを提供することが義務付けられている。

 2017−2018シーズンにはこうした仕組みの中で、テチータがルノーのパッケージを使用して参戦。彼らは王者となったアウディに2ポイント差で破れ、一方でルノーはランク5位と大きな活躍も見せている。

 

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