シーズン6からフォーミュラE参戦のポルシェ、ニール・ジャニ起用を発表

　フォーミュラEシーズン5開幕前日に当たる12月14日（金）、シーズン6（2019／20）から参入するポルシェが、1人目のドライバーとしてニール・ジャニを起用することを早くも発表した。

　2013年からポルシェのワークスドライバーを務めるジャニは、ドラゴン・レーシングからフォーミュラEのシーズン4に参戦。開幕ラウンドの香港で2度出走したのち、チームを離脱していた。これはドラゴンとポルシェの協力関係が解消されたためだと考えられており、その後はホセ・マリア・ロペスがジャニのシートを受け継いだ。

　ポルシェのフォーミュラEプログラム担当副社長のフリッツ・エンツィンガーは、次のように述べた。

「ニールは、我々がフォーミュラEに参戦する上で間違いなく適切なドライバーだ。スピードだけでなく、シングルシーターにおける経験も持ち合わせている。彼はすでにフォーミュラEをドライブしたことがあり、ポルシェにおいて開発ドライバーとしての地位を確立している」

　ジャニは「技術的にも、ドライビング的にも大きな挑戦になる。たくさんの仕事が待っているけど、走り出すのが楽しみだ」とコメントしている。

　2人目のドライバーについてはまだ発表されてはいないが、ポルシェはフォーミュラEを経験しているドライバーからひとり、ポルシェのファクトリードライバーからひとり選ぶと主張してきた。

　ジャニはどちらにも当てはまるため、現在フォーミュラEに参戦しているドライバーの他、トロロッソF1から放出されポルシェのワークスドライバーに復帰したブレンドン・ハートレーもドライバー候補に入っていると考えられる。