フォーミュラE

今度はマシンが脆すぎる? フォーミュラE、”喧嘩レース”が批判集めたGen2からGen3移行も開幕戦では堅牢性に不満の声

フォーミュラEシーズン9から新たに導入されたGen3マシン。カウルが付いていたことで接触が多いと批判を受けたGen2からの移行となったものの、開幕戦ではGen3マシンの堅牢性の欠如がドライバーから指摘されている。

Jake Boxall-Legge

Jake Boxall-Legge

編集: 2023/01/25 11:18

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Rene Rast, NEOM McLaren Formula E Team, Nissan e-4ORCE 04

 メキシコシティePrixで幕を開けたフォーミュラEのシーズン9。今季からは新たにGen3マシンが導入されたが、ドライバーからは堅牢性に不満の声が上がっている。

 シーズン8まで使用されていたGen2マシンでは、ホイールにはカウルを装備。完全なオープンホイールのフォーミュラカーという訳ではなかった。

 しかしその近未来的なルックスとは裏腹に、Gen2時代のePrixではコース上での接触も多かった。コース幅の狭い市街地サーキットがカレンダーの大半を占めることもその要因のひとつではあるが、ホイールがカウルに守られ、多少の接触では大きな損傷を負わないマシン構造となっていたため、ドライバーは相手のマシンと”接触しながら”オーバーテイクを試みるという手法を採ることができた。

 この状況に対しては、シーズン8のフォーミュラE世界王者であるストフェル・バンドーン(現DSペンスキー)が以前、あまりに接触が多くコース上に脱落したパーツが散乱している状況から、車体をぶつけ合う遊園地のアトラクションのようだと批判していた。

「ボディワークが(コースの)右にも左にも中央にも落ちていて、なんだかとても素人っぽく感じたよ。どちらかと言うと、バンパーカーのレースみたいに感じたよ」

 そうした意見を持っていたのはバンドーンだけではなく、シーズン9導入のGen3ではマシンの出力向上に加えて、フロントとリヤのカウルが撤去された。

 ただ、Gen3の初陣となったメキシコシティePrix決勝では逆に、マシンの脆さがやり玉に挙げられている。

 14番手のオリバー・ローランド(マヒンドラ)と13番手のレネ・ラスト(マクラーレン)は、残り4周というところで接触。ローランド曰く”ほとんど接触していなかった”ものの、ラストはサスペンションの破損によってターン7出口のコース脇にマシンを止めた。

 ラストは2020-21年のシーズン7限りでのアウディ撤退に伴い、一年ぶりのフォーミュラE再参戦となったが、復帰戦は厳しい結果に終わった。

Oliver Rowland, Mahindra Racing, Mahindra M9Electro

Oliver Rowland, Mahindra Racing, Mahindra M9Electro

Photo by: Alastair Staley / Motorsport Images

 この出来事についてラストは、ローランドに非があると考えているものの、特に批判することはなかった。

「残念ながら、ローランドは僕の右側に飛び込んできて、ターン5と6で接触したんだ。それで右フロントのサスペンションが壊れちゃってさ」

 ラストはmotorsport.comにそう語った。

「残念だけどそこで僕のレースは終わってしまった。15番手からスタートして、できることはやったと思う。もっとやれるはずだったけど、結局は上手くいかなかった」

 そしてローランドは、接触はリタイアするほど大きなものではなかったとして、Gen3マシンが接近戦に「かなり弱い」と指摘している。

「僕はイン側にいて、コーナーの真ん中でホイールが接触したんだ」

「そのせいで彼をリタイアに追い込んでしまったのは、かなり気の毒に思う。かなり悪い角度で当たったんだろうけど、ほぼ接触はしていなかったし、激しくぶつかったという訳でもないんだ」

「このマシンは構造的にかなり弱いと思う。昨年なら何ともなかったんだけどね」

「このマシンでオーバーテイクするには、もっとリスクを負う必要がある。このタイプのコースだと、消耗が激しくなるんだ」

 

関連ニュース:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 1周目にまさか……ロビン・フラインス、クラッシュで手首を骨折。フォーミュラE新時代は厳しい幕開けに

次の記事 ハンコックタイヤ、グリップが7割足りない?? フォーミュラE王者経験ベルニュが「コンクリートみたいに滑る」と痛烈批判

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Jake Boxall-Legge



オコン、ハース以外のチームとの交渉を認める。去就不明の2027年に向けて自身を「フリーエージェント」と表現

F1

F1

アゼルバイジャンGP

3 日前

オコン、ハース以外のチームとの交渉を認める。去就不明の2027年に向けて自身を「フリーエージェント」と表現



2027年のF1レース15km短縮で合意。パワーユニットの変更に対応……レース中断時の3時間制限も撤廃に

F1

F1

アゼルバイジャンGP

5 日前

2027年のF1レース15km短縮で合意。パワーユニットの変更に対応……レース中断時の3時間制限も撤廃に



ハースF1小松礼雄代表、来季の活動予算増額に自信「多くのパートナー候補と話しています!」 しかしそれはドライバー選定とは別と断言

F1

F1

スペインGP

9 日前

ハースF1小松礼雄代表、来季の活動予算増額に自信「多くのパートナー候補と話しています!」 しかしそれはドライバー選定とは別と断言

最新ニュース



ガスリー、コラピントからの謝罪受け入れるも同士討ちにショック隠せず「今年最高のマシンに仕上がっていたと思う」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

2 時間前

ガスリー、コラピントからの謝罪受け入れるも同士討ちにショック隠せず「今年最高のマシンに仕上がっていたと思う」



ホンダF1、アゼルバイジャンは2台リタイアと苦しい週末に「現在のパッケージとしてこれ以上は望めない状態」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

3 時間前

ホンダF1、アゼルバイジャンは2台リタイアと苦しい週末に「現在のパッケージとしてこれ以上は望めない状態」



フェルスタッペン、今季初優勝まであと0.196秒! 勝利は逃すも「最後のスティントは楽しかった」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

3 時間前

フェルスタッペン、今季初優勝まであと0.196秒! 勝利は逃すも「最後のスティントは楽しかった」



コラピント痛恨の同士討ちに、アルピーヌ首脳ブリアトーレも失望感示す「今後どのような対応を取るべきかを検討」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

4 時間前

コラピント痛恨の同士討ちに、アルピーヌ首脳ブリアトーレも失望感示す「今後どのような対応を取るべきかを検討」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録