ローランド、F1への未練なし「ドライバーのレベルはFEが世界最高」

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ローランド、F1への未練なし「ドライバーのレベルはFEが世界最高」
執筆: Alex Kalinauckas
2018/12/13 6:43

ニッサン・e.ダムスの一員として、フォーミュラEにフル参戦デビューするローランドは、もはやF1を目指してはいないと語った。

 今週末に開催されるシーズン5の開幕戦ディルイーヤePrixでフォーミュラEデビューを果たすオリバー・ローランド(ニッサン・e.ダムス)は、もはやF1でレースをすることは目指していないという。

 ローランドは、2015年にフォーミュラ・ルノー3.5のチャンピオンに輝き、2016年にGP2シリーズにステップアップ。同シリーズがFIA F2選手権へ名前を変えた2017年にランキング3位を獲得した。

 F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを獲得したローランドは、2018年にウイリアムズF1チームの育成ドライバーとなり、ハンガロリンクで行われたテストにも出走した。

 しかし彼はそのままF1への道を進むのではなく、ニッサンと共にフォーミュラEに挑戦することになった。

 F1でレースをすることが最終的な野望なのかとmotorsport.comが問うと、ローランドは次のように答えた。

「それ(F1)はもう僕の目標だとは思わない」

「フォーミュラEは本当に良い方向に進んでいて、ますます拡大している。それはエキサイティングなことだ。参戦しているドライバーの平均レベルで言えば、フォーミュラEに参戦する22人は世界最高だと思う」

「F1では例外的なドライバーはいるが、グリッド全体が同レベルとは言えないかもしれない。フォーミュラEに参戦しているドライバーの実績を見れば、キャリアのある時点でF1にいてもおかしくないドライバーがたくさんいるし、実際にF1にいたドライバーも多い」

「だから僕はもうあまりF1に焦点を当てていない。僕はニッサンと共に大きなチャンスを得ている。それが長期的なものになるかもしれないから、F1のことはあまり考えていない」

 ローランドは、トロロッソ・ホンダに引き抜かれる形となったアレクサンダー・アルボンの後任として、急きょ参戦が決まったこともあり、今季から導入される第2世代マシンをプレシーズンテストの最終日にしかドライブできていない。

 事前の走行が足りず、ぶっつけ本番状態でレースに臨むことになったわけだが、その分すぐに結果を出すよう求めるプレッシャーは全く感じていないと説明した。

「自分自身がかけているプレッシャーは少しある。うまくやりたいんだ」

「それは普通のことだ。僕はレーシングドライバーだからね。10位や11位で終わりたくはないし、素晴らしいドライバーたちとバトルをしたい」

「だけど、僕には全くプレッシャーをかけていないと、彼ら(チームスタッフ)は明確にしているんだ」

 ニッサンと契約する前、2019年に向けた計画はどうだったのかと訊くと、ローランドは「正直に言って分からない」と答えた。

「F1でリザーブを務める選択肢はいくつかあった。おそらく何かを見つけることはできただろう」

 今年、ローランドはマノーことCEFC TRSMレーシングから、世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスにフル参戦する予定だった。しかしチームはジネッタ製マシンのパフォーマンス不足などを理由にル・マン24時間レース以外にエントリーしていない。

「今年は正直に言って、LMP1プロジェクトでちょっと混乱してしまった」

「僕はレースを戦うために契約したし、契約は適切でプロフェッショナルなものだった。僕にとっては素晴らしいステップだったが、マシンは全然準備ができていなかった。そのせいで他に何かをやることができなかったんだ」

「今、WECは(ウインターシーズンに移行するための)スーパーシーズンだから、他に何ができるか見つけるのは難しかったんだ」

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この記事について

シリーズ F1 , フォーミュラE
ドライバー オリバー ローランド
チーム ダムス
執筆者 Alex Kalinauckas