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FE王者のディ・グラッシ「Jujuに"感銘"」自身の幼少期について明かす

フォーミュラEシーズン3チャンピオンのルーカス・ディ・グラッシとF4ドライバーの野田樹潤がトークショーを行なった。

ルーカス・ディ・グラッシ, 野田樹潤, 野田英樹

 10月28日(土)、東京モーターショー2017のシェフラーブースで、フォーミュラEシーズン3チャンピオンのルーカス・ディ・グラッシとF4ドライバーの野田樹潤がトークショーを行なった。

 シェフラーとアウディは2012年より技術協力契約を締結。アプト・シェフラー・アウディ・スポートとしてフォーミュラE創設当初から参戦を行なっている。そのチームが継続して起用してきたルーカス・ディ・グラッシがシーズン3で念願のタイトル獲得を達成した。

 フォーミュラEはオフシーズンにもかかわらず、目が回るほど多忙な日々を送っているというディ・グラッシ。今回は東京モーターショーで行われるこのイベントのために来日し、フォーミュラU17開幕戦で優勝したことで話題を呼んだ野田樹潤とのトークショーを行なった。

 まず父の野田英樹とともに登壇した11才の野田樹潤は、集まった観客の多さに少し緊張した面持ちだったが、笑顔で"レーサー"となったきっかけについて語った。

「きっかけとなったのは父がレーサーだったので小さい頃からレースを見ていたことです。それを見て" カッコいい、自分も乗ってみたい"という気持ちになりました。実際にカートに乗ってみたら楽しかったので今も続けています」

 野田英樹はル・マン24時間に参戦していた現役時代に娘をサーキットに連れて行き、そこでジャン・アレジやナイジェル・マンセルと遊んでもらっていたというエピソードを明かした。

 カートを始めた頃は最下位になることが多かったという野田樹潤。しかし父からの励ましが彼女のレース活動を支えていたという。野田英樹も娘のレース活動について「正直心配していますが、今は本人のやる気を尊重しています」と語った。

 場が和んだところで、フォーミュラE王者のディ・グラッシが登場。今回は王者となったディ・グラッシを一目見ようと集まった観客も多く、暖かな拍手の中迎えられた。

 楽屋裏から父と娘の話を聴いていたディ・グラッシは、野田樹潤に対し"感銘を受けた"を語った。

「モータースポーツは、今でも活躍しているのはほとんど男性です。私は性別関係なく誰にでもできるものだと思っていますので、その中でレース活動を続けている彼女に感銘を受けました」

「また幼いながらもF4マシンを乗りこなしているということに驚かされます。私が11才の時はゴーカートを乗っていました。フォーミュラに乗れたのは15か16才の時ですがそれでも体力が必要なクルマです。そして彼女はこんなにも若いのにすでに明確な目標を持つ大人です」

 さらにディ・グラッシは、自分の幼少期について語った。

「私は樹潤のように、8才の頃からプロレーサーとして生計を立てていくことを目指していました。しかしその時はF1に行くのか、それとも耐久レースに行くのか明確な目標はありませんでした。それでもどの道へ進もうとも困難があることは理解していました。結局これまでで7つのフォーミュラカテゴリーを経験することができました。どのキャリアも楽しめましたが、特に競争力が高く、勝利する可能性が高かったのはフォーミュラEでした。良いチームを持つことも大事なことだと思っています」

 さらに「将来はF1かフォーミュラEドライバーになりたい」と語った野田樹潤に対し、ディ・グラッシは次のように語った。

「フォーミュラEは未来の自動車産業を創造すると思っています。今では"10"ものマニファクチャラーが参戦し、互いに技術をしのぎ合っています。彼女がスーパーフォーミュラのチャンピオンになりF1もしくはフォーミュラEへとキャリアを進める頃には、フォーミュラEもF1と同等レベルにまで成長している可能性はあります」

 ディ・グラッシからもその将来は拓けていると太鼓判を押された野田樹潤。彼女は今後の抱負について次のように語った。

「F4からF3へステップアップしたいと思っていますが、まだ年齢が満たせないので、F4マシンでコースレコードを獲れるように頑張ります」

 時折、柔らかな眼差しで野田樹潤を見つめていたディ・グラッシ。シリーズを制覇した時、幼少期のことや故郷のブラジルにいる家族や友人と離れながらも日々奮闘してきたこれまでのことが走馬灯のように思い出され、感情的になったという。環境が違えどこれから世界を目指す彼女に、かつての自分を投影していたのだろうか。

 ディ・グラッシは来季でのタイトル防衛を誓い、12月2〜3日に開幕するフォーミュラEシーズン4を楽しみにしていると締めくくった。

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